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2007年3月

2007年3月31日 (土)

2007.03.31

ほんの数分間海を臨む、
父と一緒のsaboriday。
また来るからね。
線香の煙を後にした。
(by Anne)
miura

2007年3月30日 (金)

地の果てに、思いを馳せ

大変なことになった。恋をしたかもしれない。どうしよう。既婚者がこんな気持ちを抱いたら、浮気ってことだろうか?先日、筑波エクスプレスに乗り、荒川を越え、江戸川を越え、辺りは一面田んぼという遠い所に行ってきた。世田谷区に住む私には、荒川を越えるのさえ遠足のように感じるのだから、まるで地の果てなわけだけど、そこへ行ってからだ。階段を上がるとき、料理をするとき、電車に乗ってるときなど、ちょっとでもぼんやりできる時間があれば、夕暮れの田んぼのど真ん中での、出会いを思い出しているのだから。本当に、なんてキラキラしているんだろう、って。出会った瞬間に、アッって思って、それから家に帰るまで、多分ずっと、のぼせていたんだと思う。あまり喋らなかったんじゃないか。この喜びをちゃんと伝えられただろうか。その時から胸はドキドキしっぱなしだ。だいたい、こんなことになったのは、4月に結婚するという友達のせいなのだ。「結婚式には着物を着て来てね」と言われて、「春らしいのがないからドレスにするわ」と返したが、「いいとこ連れてくから」なんて赤線地帯のうさんくさい客引きみたいに言うから可笑しくなって、「はいはい」と呉服屋(なのかな?)に連れて行ってもらうことになったのだ。大富豪じゃないし、勿論、見るだけ。着物をたくさん見るのは勉強になるし。その、「いいとこ」が筑波エクスプレスの、地の果てにあったわけだ。駅を降りると一面田んぼ。夕暮れ時の逆光で、時々視界が霞んだ。ちらほらと民家があるような慣れない風景の路地を右へ曲がり、左へ曲がり、また右へ曲がった辺りだったか、突然、目の前に京都のお茶屋さんのような門構えの家が現れた。へえー、こんなところに!驚いていると、「ようこそ」。奥から旦那が出て来て、艶のある柔らかい笑顔で迎えてくれた。でも、アッって思ったのはこの旦那にではない。灯籠のような、ぼんやりした光に照らされた廊下をスルスルと抜け、お茶室に通され、苔の生えた小さなお庭に滴る水の音を聞きながら、主菓子と濃茶を頂き、少しお話をしてから、「では」と旦那が襖を開けた。私は立ち上がって、襖の奥に入ろうとした時。アッ!この瞬間、胸に覚えた何とも言えない感情は、やっぱり恋をしたとしか言いようがない。見た事もないような、もしくは映画の中で見たような、本当に魅力的な、輝やかしい、上品な着物がペタリと畳の上に置いてある。蒼のグラデーションに、金の総刺繍。勿論ハンドメイドだ。少し羽織らせて頂いた。その後は、もうなんだかのぼせてしまって、あまり覚えていないが、その日からその着物を思うと、胸がドキドキするのだった。筑波エクスプレスの地の果で、こんな素敵な着物と出会うなんて。ウチの主人が知ったらどんな顔をするだろう?(by Anne)
小さな庭
お茶室から見る小さな庭

2007年3月28日 (水)

ももしきで

『ももしきや 古き軒端をしのぶにも なほあまりある 昔なりけり』
こう、パソコンで打ってるだけでも涙が出て来る。百人一首の百首目に選定された、順徳院の一首。身内のカルタ会では、素人ばかりのままごと状態のなのに、この歌に限って「もも」と聞いたらパンッと豪快に下の句カードを取って得意になる私。それくらい好きな歌だ。意味は…。何年も訪れていなかったお城は、今は草ボウボウ。その草を踏みながら、軒端の中に入っていき、かつて栄えていた頃を少しずつ思い出すけれど、草を踏んでも踏んでも踏み切れない様に、思い出の方も、思い出しても思い出しても思い出し尽くせない位、まだまだたくさんここには残っている。って、私は解釈してる。この「なほあまりある」っていう所に、本当に胸がキューっとするんだよなー、なんて客観的に評価して、日本昔話を聞くような気分でいたら、先日デジャビュ体験した。父が亡くなってもう十年以上経つわけだが、未だにそのままになっている父の遺品の整理しようと、意を決して「ももしき」の「古き軒端をしの」んだからだ。と言っても、「ももしき」なんていうお城では勿論ないし、草ボウボウって程でもないけれど、まあ、父が住んでいた家へ行って、ホコリをかぶった父の本棚や机の引き出しをひっくり返して、整理をしたってわけ。そうしたら、ものすごい量の写真が出て来た。それを一枚一枚チェックして、何時の頃だったかなとか、これは誰だったかな、とかやっていたらあっという間に時間が経ってしまった。困るのは、誰だか分からない人の写真、人が写っていない景色の写真と、車のエンジンとか部品の写真の三種類。本当に車が好きだったのね、と思いながらも、処理に困る写真と奮闘した。この作業がけっこう疲れるものだって気付いたのは、ある程度片付いてコーヒーでも飲もうかと思った時。いきなりずっしりと頭の上に何かがのしかかるような、鈍い重みを感じてしばらくソファーで休んだ。あー、今、私は思い出の重みを感じているんだ、と思った。これだけたくさんの写真が残っているってことは、一刻一刻を忘れたくないっていう強い気持ちがあったのか、それとも単にカメラが好きだったのか、いずれにしても父の記憶の細部まで入って行くような感じがあった。ふと、父がいつも座っていた椅子に目をやった。父の思い出は重すぎる。私は背負いきれない。私は自分の思い出をこれから作っていくんだ。そう思ったら、気が楽になった。小さなリュックに入るだけ、と数十枚の写真だけ貰って帰った。(by Anne)

写真

出てきた写真の一部。どう片づけて良いのか分らない、なほあまりある昔。

2007年3月26日 (月)

はなよみ

あいにくの雨で昨日のお花見は中止となった。まだ一部咲き位だったから、そんなに損はしていない筈なのに、求めるものは花より団子だった分、花はなくても、団子の会の方は実行された。オーガナイザーが経営するお店に3時ぐらいから集まるから、というメールをもらって、私は4時ぐらいに友達と待ち合わせて行った。午後だったし、一応花見名目だからピクニック風のカジュアルなものが良いと、イタリアのアスティとボルドーのロゼワインの2本、それに美味しいオリーブを持って行った。着くと、タッパーに入ったものすごい量の美味しそうな手料理がテーブルに並んでいた。みんながこしらえてきたものだった。急に恥ずかしくなった。事あるごとに「ワタシ、料理上手いの」と自慢している私が、何も作って来ていない。申し訳ないな、と思いながらお喋りしていたら、いつの間にかうっすら胃痛を起こしていた。あー、またやってしまった。無意識に気を使いすぎて、こうなることしばしば。そのうち直るかなと思っていたけど、やっぱり良くならない。残念ながら早々に家に帰った。毎度の事だが、帰ると何て事無い。ベットで15分うつぶせになれば、すっかり良くなる。また団子の会に戻ろうかなと思ったけど、枕元にあった本に手を延ばしたら、そのまま吸い込まれるように読みふけた。花より団子より本。文字が語る花。先日、和尚様から教えて頂いた宇野千代さんの『薄墨の桜』(3月22日参照)という本だ。たった一本の桜の木を題材に書くなんて、といった驚きも然る事ながら、美しい薄墨桜の古木が朽ちるのを避ける環境保護物語から、その木の救命に関わる人々のヒューマンドラマに転じて、さらにサスペンスへと展開してゆく、めちゃくちゃスケールの大きいドラマチックな物語が、たったの百数ページで纏めあげているのには感動した。中盤から、『私小説』(著:水村美苗)で感じるような切ない気持ちになりつつも、宇野千代さんの、あの、たおやかな文体で語られると、ずっしりと重みを感じるどころか、どうってことないでしょう、といったような軽い話だったような余韻が残るところも親しみやすい。そもそも、宇野千代さんって、着物デザイナーだと思っていたから、こんな文才があるというのにも驚いたし。こんな物語(半ば実話ではないだろうか)を展開させてくれた薄墨桜とはどんなだろうと、読みながらずっと想像していた。お花見は中止になり、団子の会も早々退散したけれど、私はベットの上で、つまみもなくして、こっそりと、満開に咲き誇った薄墨桜を堪能することができたのだった。(by Anne)

薄墨の桜

「薄墨の桜」(著:宇野千代、集英社文庫、400円)。便利なAMAZONEで早速注文して購入。

2007年3月24日 (土)

2007.03.24

saboriday。
ピザトースト作ってほしいから、
まだ寝てよう。
(by Anne)


ピザトースト

2007年3月23日 (金)

女帝(エンペラー)

「恐ろしい程美しい」っていう表現はよく聞くし、とても恐ろしいけどなぜか美しいと思うこともある。どうやら美しいの反対は、醜いではなくて、恐ろしいなんじゃないか。そう思わされたのが、映画『女帝(エンペラー)』(監督:フォン・シャオガン、公開:6月)。とにもかくにも、チャン・ツィイーが美しい!そして恐ろしい!物語はおなじみ『ハムレット』の復讐劇で、古代中国を舞台に繰り広げられるといったもの。この時代の中国の皇室って、豪華絢爛だけど、拷問も残酷きわまりない。愛情も、憎しみも、欲も、人間の感情のどの部分を取っても、全部極めるっていった感じがする。そういう世界でトップの座につくには、それはそれは相当な感情の強さがないと無理なんだろう。とにかく、チャン・ツィイー扮する女帝の、女として、人間として、成長してゆく様子は目を見張るものがある。でも、共感はできないな。それよりも、この映画の美しい部分に心打たれた。衣装や舞台、武力よりも舞という芸術を愛した皇太子、そして彼を無垢な心で愛し続けた宰相の娘イン。どの社会でも、女って強いんだなと思ったけど、同時に疑問が残った。女帝の、復讐する心が強さかな?インのように、純粋な愛を貫ける女性の方が強いんじゃないかな。少なくとも女性像として魅力を感じるのは、私だったら後者だな。なんだかこの美と恐ろしさのパワフルなシンフォニーは、ブルゴーニュのジュヴレー・シャンベルタンを飲む時の印象に近いかも。優美な香りと味わいで、強烈に飲む人を誘惑して、あれよと言う間に一本空けさせてしまう、っていう恐ろしさ。ちょっと高いから、そんな機会はしょっちゅうないけれどね。(by Anne)

女帝

2007年3月22日 (木)

梅を纏い、桜を語る

まだ例の白山紬をオーダーしていない(3月15日参照)。と、言うより正装の代用着にするつもりもあるから家紋を入れよう、と思ったのがまだオーダーできない理由。ウチの家紋って?ってところから、リサーチしなきゃならなくて。勿論母が日本人なので、そっちの方の家紋ってことになるが、私はおばあちゃん子だったから、祖父よりも祖母の家紋の方を付けたいと思った。本来なら祖父の方を付けるべきだけど、ま、いいじゃん。そこで、祖母の家紋を調べるべく、高知県にある菩提寺の和尚様にメールを送ってみた。「祖母の家の家紋ってなんですか?」。筆まめ、というか、メルまめな和尚様から早速返事が来て、「丸に梅鉢」だとおっしゃる。お墓にある紋なのだそう。あれ?祖母の古い着物にある紋とは違うぞ。じゃあ、こっちは裏紋かな、それとも女紋かな。何を使えば良いんだろう?ややこしそうだから、では祖父の方の紋にしようと思って、今度は母の兄嫁になる伯母に聞いてみた。すると、「お父様が『五三桐』っておっしゃったから、それで着物を誂えたけど、お墓は『菱』系の紋なのよね。」と困惑の様子。なんだ、祖父側も表紋裏紋ゴチャゴチャで、誰も分かんないのね。じゃ、梅で良いかな、かわいいし。和尚様のメールの最後には、「お寺の『薄墨桜』はほぼ満開となりました」と付け加えてあった。「薄墨桜」なんて魅力的な名前!「その桜は何ですか?」と質問すると、返事は長いものだった。もともと岐阜県の根尾村にある天然記念樹で、それはそれは見事な桜なのだそう。で、その木の種を無理言って入手し発芽させた、純薄墨桜の二世がお寺にあって、12年経った今、やっと見頃を迎えたということだった。当時は、天然記念樹だから分けてもらえないのを無理言って、なのだそうだが、今では根尾村で苗木を売ってるらしい。大正時代に枯れそうになった時には、地元の人たちと高知県人の歯科医とで救い、うんぬんかんぬん、と和尚様の説明は長い。この桜にまつわる話は2時間では終わらないらしく、さらに、無理を言って種を入手した和尚様の友人が話すと、日も暮れる勢いだなのだそう。そして根尾村の木の方は、あの、着物の、宇野千代さんが書いた『薄墨の桜』で、全国的に有名になったと聞いて、その長い桜物語を聞きに近々高知を尋ねたくなった。(by Anne)

家紋

梅をモチーフにした家紋の一部。左上が「丸に梅鉢」。

2007年3月20日 (火)

ひじき対決

私が対決させてるひじき煮二種。レシピは以下の通り。
1種目/長ひじきを水で洗い、しばらく付けておく。柔らかくなったらざるにあげる。人参、戻した干し椎茸、油揚げはそれぞれ千切りに。鍋にごま油を敷いて、材料を炒める。上からドボドボと鰹の出し汁をかけて煮る。味付けは、みりんと醤油で。
2種目/芽ひじきを水で洗って、ざるにあげる。色紙切りにしたこんにゃくを熱した鍋に放り込み乾煎りする。こんにゃくの騒音がおとなしくなったら、ごま油を入れて炒め、ひじきも加える。水を加えてしばらく煮る。味付けは醤油のみで。
こうして簡単な説明を書いてみると、文の長さは同じ位だということにびっくり。2種目の方がずっと簡単なのに。そもそもひじき煮なんてベイシックな料理だから簡単な筈なんだけど、2種目はボーッとしててもできる位。これは、私の幼馴染みがマクロのお教室を開いていて、そこで教わったものです。鍋にこんにゃくを放り込む時をお楽しみに。こんな爆発音、他では聞けない筈。ちなみに、1種目は白いご飯の時の惣菜、2種目は玄米ご飯の時の惣菜。特別マクロビオティックの陰陽バランスを考えなくても、味の相性で自然とこうなると思う。でも説明すると、極陽性の鰹とバランスを取るために、陰性の白米を。玄米は中庸なので、すでに陰陽バランスの取れてるひじきこんにゃくで(ひじきは陽性、こんにゃくは乾煎りしたから極陰性から陰性に)。さらに、1種目はただの健康食、2種目はマクロビオティックの定番。どっちが美味しいかはその時の気分によるかなー。いずれにしてもこんな惣菜いくつか作って常備食にしとくと、ホント便利!(by Anne)
ひじき
左が2種目のひじきこんにゃく。色紙切りとは、色紙のような正方形に切る切り方。ひじきの旨味がきいてるので、出汁いらずです。右はついでに作った、きんぴらレンコン。どちらも大助かりな常備食です。

2007年3月19日 (月)

毛皮のエロス

「そもそも君はなんでコンピューターに興味を持ったんだ?」と面接で聞かれ、「エロ心です」と答えたのは、ミスター。就職活動をしていた10年以上前のエピソードをそう話した彼に、私は「へー」と言ったものの、心の中では「この人そーとーエッチなサイトばっかり見てるんだわ」、とやや引き気味。オカタイ入社試験の面接で、さぞ試験官もぎょっとしたことだろう。でも彼は続ける。「女の子のスカートをめくるのといっしょで…」。あー、トホホ、やっぱりそういう話ね。でも彼は続ける。「コンピューターの表面で見えてる部分の後ろにはなにがあるんだろう、と思ったからです。っていう話をして…」。へ?あ、なんだー!ああ、そういうことか!
そんなエピソードを思い出した『毛皮のエロス(ダイアン・アーバス、幻想のポートレイト)』(監督:スティーヴン・シャインバーグ、公開:5月@シネマGAGA!)。20世紀の偉大な女性写真家ダイアン・アーバス(ニコール・キッドマン)が主婦から芸術家へと開花する過程を描いた作品。彼女はある日、旦那と子供と平和に暮すマンションで、奇妙な隣人に出会う。それからというもの、彼のことが気になって仕方がない。彼の住む部屋の、扉の向こうには何があるのか。彼は誰なのか。その謎の人物にどんどん惹かれて、彼の部屋へ侵入する…。エロスって、見れないものをものすごく見たいと思う感情なのかな?そういえば、『愛の神〜エロス』っていう映画あったな。ウォン・カーウァイ、スティーヴン・ソダーバーグ、ミケランゲロ・アントニオーニといった、超大御所監督三人による、エロスについてのトリロジー。三人ともエロスの解釈が、全然、せんぜん、ゼンゼン!違う。中国人は、エロスはタッチ。アメリカ人は、エロスはのぞきと幻想。イタリア人は、エロスは真っ裸!やっぱり米国のスティーヴン達は似た感覚なのね。日本とアメリカとのハーフの私は?感動したのはウォン・カーウァイ。『毛皮のエロス』は…。長くなるから止めるけど、少しだけ、ボルドーのノーブルな白ワインの、独特な香りを思い出した。(by Anne)

毛皮のエロス
ちらしとプレス。やっぱりニコール・キッドマンは好きだな。

2007年3月17日 (土)

土曜日

今日は土曜日。

フランス語ではsamedi。ドイツ語ではsamstag。英語ではsaturday。

アンヌ語ではsaboriday。

(by Anne)

plage

2007年3月16日 (金)

アリババの洞窟

扉を開くと、宝の山であった。「トンネルを抜けると、雪国であった」ならぬ、そこはアリババの洞窟。アラビアンナイトの、きらびやかな宝石の山を、私は、今日、見てしまった!宝石。それはダイヤモンドやエメラルドが山積みにされているのではなく、フーズ。ショーウィンドウには、ネックレスや指輪が飾られる代わりに、オリーブオイルや缶詰め、ミネラルウォーターやパスタ、ジュースやハーブ、などなど、世界中の食材が展示されているのだ。私にとって、こんなにワクワクする宝の山はない。宝石以上の宝石!今日最終日を迎えたFOODEX JAPAN 2007だ。わざわざ幕張メッセまで出掛けた甲斐あったわ〜。要するに国際食品と飲料の展示会で、輸入業者やレストラン、小売店などがやって来きて、取引をするようだ。一般の人も入れるらしく、私も業界の友人を付き添って入ってみた。受付を済ませて扉が開くと、広い広いスペースに埋め尽くされてるのは、全部フーズ!キャア〜って感じだった。チーズ専門の友人に導かれるまま、イギリスのチーズやオランダのチーズを試食した。特にチーズに添えられていたイギリスのクラッカーにホレボレしていた。「デーンアンドデルカ」で購入できるらしい。すると友人が、アンちゃん、あっち行こう、と引っ張ってく。行った先は、あーあー、チーズ専門家に欠かせないパートナーが待ってるわけよネ。ワインです。それから、ずーっと、イタリア、フランス、スペインのコーナーをうろうろして、チーズとワインと、豚足がそびえ立つイベリコ豚のハムの間を、行き来をしていた。計5時間半。ティスティングは、本当に面白い。イベリコ豚のハムでさえ、一つ一つ味わいが違う。イタリアのサフラン風味のチーズにも感動したし、最初に行ったコロンビア産のフルーツジュースもラテン風に楽しく試飲した。でもやっぱり、ワイン。フランスのボルドー地区に近いビュゼ地区の、ボルドースタイルのワインは、まだ若かったけど、お昼間のピクニックにぴったりだったし、ブルゴーニュの造り手(パランさん)のワインはどれもとっても美味しかった。中でも特に『コルトン』のグランクリュ。あー、分かんない、全部それぞれ違った味わいで、面白くてたまらなかった。名残惜しいアリババの洞窟を後にした駅までの道が、本当に寒く感じた。今日は初雪だったわね。(by Anne)
アリババの洞窟
「アリババの洞窟」こと、フーデックス・ジャパン2007の展示会場。ここは食材という宝の山。

イベリコ豚
そびえたつ豚の足。おじさんが削いでくれるハムは、一瞬ギョッとするけど美味しい!


BUZET試飲中
ビュゼをテイスティング。感じの良い面白いネゴシアン(かな?)おじさんと。

2007年3月15日 (木)

気のふれた鸚鵡

ちょっと時間ができたから、仕事の帰りに近所の呉服屋さんに寄った。「うちの、『気のふれた鸚鵡(オウム)』の件なんですけど」、と言いたかったが、意味不明な冗談を言うのはお願いしに来たんだから失礼。止めといた。「帯の事でちょっと相談に乗っていただけないでしょうか?」普通に尋ねると、「あら、いいわよ、持ってらっしゃい。」とおかみさん。じゃあ、と家に飛んで帰り、他の帯と一緒に、「気のふれた鸚鵡」も風呂敷に包んだ。母が昔付けていた、幾何学模様のドハデ帯。あの銀座の『ちた和』でそろえてもらった、青海波という歴史の古い模様の帯らしいのだが、なにせ色合いにギョッとする。サイケデリックな黄緑に金とオレンジ色のアクセント。前から私は、一体こんな帯どうするんだろう、とその「鸚鵡」とにらめっこしていた。折角だし、使えたら良いな、と思って鏡の前であててみると、おやおや、けっこうカッコイイ。うーん、このまま、タンスに眠らせておくのはもったいないぞ。と言う訳で、『ちた和』はもうないから、近所の親切な呉服屋さんに相談してみようと思いついたのだった。二の腕をブルブル震わせて重たい風呂敷を担ぎ、呉服屋さんに辿り着いた。広げてみると、他の帯は大概の着物に合うそうなのだが、やっぱり「気のふれた鸚鵡」にはさすがの呉服屋さんも困った様子。色々と反物を出してきてくれて合わせてみるけど、どうしたものかと腕を組む次第。じゃあ、少し考えます、と帰ろうとしたときのこと。親父さんのほうが、そういえば、こんなのもあるよと、白山紬を出してきた。紬でも訪問着になるもの。玉虫色の光沢のある色合いで、シンプルなグラデーションになっている。体に当てて、あの「鸚鵡」も合わせてみると、あら、良い感じ。紋を付ければ、結婚式もオーケーなんですと。値段をきいてみた。あれ、随分とお得?そうですか、じゃあ、誂えます、とお願いした。「あー、やばい、衝動買いしちゃった!」と、帰り道で冷や汗。ううう、あの「鸚鵡」にやられて私の気もふれたか。ま、キャンセルもまだできるし、じっくり一週間考えよう。でも、白山紬、綺麗だったな。(by Anne)
気のふれた鸚鵡
こうしてみると金色が目立つけど、実際は黄緑の印象が強烈な青海波模様の帯。後で調べてみると、よく舞楽に使う模様のようだ。おかみさんに、お母様は踊りをされてたの、と聞かれた訳が分かった。ギョッとするけど、パーティーに良さそう。

2007年3月13日 (火)

星空のワルツ

写真家の若木さんが映画を撮ったと知って、早速観に行った。『星空のワルツ』(公開GW@ライズX)。は昨年亡くなった祖父のポートレイトだ。フィクションだけど、ドキュメンタリーのような錯覚を起こすような、生な感じが残る。99年にすでに祖父を20年間撮り続けた写真集『takuji』を発表されたが、今回はそのムービー版。とはいえ、その琢次じいさんはもう居ない。彼との思い出の再現なのか、彼と過ごせなかった時を造ったのか、いずれにしても過ぎ去った時は戻らない切なさに胸が締め付けられる。映像とストーリーの構成が淡々としているから、よけいに。どこか小津の映画を観るときのようだ。おじいさんが大好きだったんだろうと言う思いが、静かに伝わってくると、ああ、これは、おじいさんのポートレイトを通しての、自画像なんだ、と思った。なぜなら、本作品で一番魅力的だったのは、カメラを手にする信人役の山口信人で、監督自身なんだろう、ヘー、若木さんって素敵な人なんだねーって思ったから。(by Anne)
『星空のワルツ』
『星空のワルツ』、監督:若木信吾、配給:キネティック、公開:GWよりライズX、他全国順次ロードショー。

2007年3月12日 (月)

珍味:切り干し大根!

切り干し大根。母には全く縁のない食材。フランスに長い事住んでいたこともあったし、もともとあまり和食が出てこない家だった。だもんだから私は、極日本らしい食材に憧れるようになって、日本に夏休みとかで一時帰国する度、ひじきや切り干し大根を買いあさっていた。日本ではお袋の味になりうる、ホッとする惣菜のはずなのに、フランスの我が家では、珍味を頂く意気込みでお箸置きをきれいに並べ、背筋正して頂く物だった。切り干し大根。憧れの食材。煮物にするのよね、と和風家庭料理本を広げて学んでいた私が、ある日腰を抜かした。『びっくり、極うま!野菜料理』(著:きよ彦、出版:宝島社)を読んだときだ。サラダにしてる!煮込まないで、水でもんで柔らかくするだけで食べれるものなんだ。でもそれ以上に驚いたのは、バルサミコ酢と和えてイタリアン風にしちゃってるところ。こんな発想すごいと、早速作ってみた。美味しかった。きよ彦さん流はベーコンと和えたものだったけど、昨晩は、マクロビオティック風の食事をこしらえてたので、ベーコンの代わりにキノコにした。私のアレンジは以下。
1/切り干し大根を水で揉んで柔らかくする。
2/水気をしぼって食べやすい様に切って、ボウルへ。
3/しめじをオリーブオイルと、できれば、ニンニクとバジルとドライトマトで、強火でソテーする。
4/火の通ったしめじを、オイルごと切り干し大根にかけて、塩&胡椒する。
5/最後に刻んだイタリアンパセリをたくさん入れて、バルサミコ酢をかけ、好みで、醤油や、オリーブオイルをかける。
といった、手間のかからないものだが、ベーコンを入れてないせいか、旨味に欠ける気が。なので、醤油をもう少し足すとか、昆布出汁をふるとかして好みの味に調整して下さい。私は、上から青のりをかけました。マクロビオティック風のポイントは、キノコ(陰性)を事前にソテーして陽性のエネルギーを加え、中庸に近づけること。あと、切り干し大根は陽性の食材だから、きのこの様な少し陰性のものと一緒に和えると陰陽のバランスが良いということ。どうだろう?コレ、って味にはまだまだかなー?私は好きだけど、もっと研究してみます。でも、やっぱり健康的で美味しいサラダだわ〜。(by Anne)
ラテン切り干し大根
バルサミコ酢で味付けした切り干し大根の、マクロビオティック風。玄米のご飯を食べるようになると、あまりお肉めのものが欲しくなくなる。その方が味のバランスが取れてる気がする。

2007年3月 9日 (金)

最後の晩餐

二年間通ったワイン学校。昨日の夜は、その最後の日だった。二年前に「step1」という初級のクラスでワインの勉強をスタートして、「step2」、「受験対策クラス」(ソムリエ試験等の準備クラス)を経て、昨年の秋にワインエキスパートの資格(ソムリエの資格は飲食業の人しか、取れないから)を獲得した。その後は、小林先生という方のシャンパーニュの研究クラスに通ってた。そのシャンパーニュのクラスの最後の講義(ワイン業界では、シャンパンとはあまり言わないらしい)。引き続き、研究クラスを受けることもできるけど、四月からマクロビオティックの料理教室に通うし、あんまりあれこれやって炸裂するのもなんなので、ワイン学校は一旦お休みして、今後しばらくはセミナーとワイン会だけ参加しよう。だから昨日は、一緒に受験を頑張ってきた仲間とはしばしお別れ…、なんてまるで中学・高校の卒業式みたいな気分になったし、講義は「シャンパーニュとエンターテイメント」で、色々な映画に出て来るシャンパーニュの話を、驚く程面白く話して下さったしで、結構感動的だった。例えば映画『ニキータ』(仏、90)。主人公ニキータが仕事を依頼される時に注がれたのは、「テタンジェ、Comtes de Champagne」だ。嫌な仕事を人に頼む時のシャンパーニュ、って先生のコメント。一番好きなシャンパーニュなのに…。ま、毒気があるのも良しとしよう!『危険な情事』(米、87)の中では、アットホームなディナーシーンに普通の「G.H.マム」が飲まれ、危険な誘惑シーンでは「ペリエ・ジュエ、Belle Epoque」が注がれる、と先生のコメント。「Belle Epoque」(アネモネ模様の美しいボトル)は、二年前、ワイン学校に通い始めた初日に、テイスティングで出たシャンパーニュだった。味わいに感激して、うっとりして、依頼、すっかりワインの迷宮にハマってしまった。『危険な情事』のマイケル・ダグラス扮するダン・ギャラガーも、こんな感じに危険な女アレックス(グレン・クロース)にハマっちゃったのかなー。シャンパーニュって危険。でも魅力的。昨日のテイスティングは以下。〆には、ドンペリニヨン。やはり、そう来ましたか。(by Anne)
テイスティング
すべてシャンパーニュ。右から2番目はテタンジェ、一番右がドンペリニヨン。


苺と
カンヌ映画祭の公式シャンパーニュ、ピペ・エイドシック、のロゼ。最近フランスではベリー系のフルーツとロゼを合わせるのが流行ってるとのこと。で、けっこう赤を強くしたのを造ったらしい。アッサンブラージュ方。ここでは苺と共に。

先生達
お世話になった小林先生と、クラスメイトだった外山さん。来期から、彼女は同じワイン学校(アカデミー・デュ・ヴァン)の講師もすることに。すごい!熱心でがんばり屋さんだ。


最後の晩餐
昨日の、最後のクラス会。講義の後、毎回近くのカジュアルフレンチ「un café」でワインと共に晩餐するというもの。

軽い日本語、重いフランス語

妹がフランスから来ている。勿論ウチに居候。一昨日、真夜中になって、「アンヌ、アンヌ、翻訳手伝って〜!」と言い出した。寝る準備をしていた私はブーブー言いながらも、渋々手伝うことに。と、言うのも借りがあるからだ。私と彼女は6歳違い。私達が渡仏したのは、彼女が8歳で、私は14歳。二人とも今となっては一応バイリンガルだが、妹が自然にフランス語を覚えたのに対して、ティーンエイジャーだった私の方は、必死に勉強をしなければ習得できなかった。妹のフランス語はネイティブレベルになったから、私はレポートの最終チェックをしてもらったこともあったわけ。その代わり、彼女の日本語はというと、たまに怪しい。「道で転んだ」と言うつもりが、「道で落っこちた」って具合に、うっかりフランス語の直訳を喋っていたりすることもある。だから、私に日本語に訳すのを手伝って欲しいと言ってくる。フランス語をチェックしてもらったりしたから、一昨日のように遅い時間でも手伝ってあげなきゃなあ、って思うのだ。で、二人で訳し始めた。短いフランス語のテキストだったけど、言葉遊びだらけで、頭かかえた。言葉遊びの訳って、本当に難しい。通訳や翻訳の仕事をしている人たちは、どんな技でこの問題をクリアしてるんだろう?私達は、訳せない言葉遊びは無視することにして、内容だけを伝えることにした。でも訳のスタイルは真逆だった。同じ事を伝えようとしているのに。私は、日本語に落とす時はなるべくフランス語から離れて、日本語らしく柔らかい言葉と軽やかな文体を選ぶ傾向にあるようだ。けど、妹は、それだと、細かい意図やニュアンスが伝わらないのにフラストレーションを感じるらしく、私の訳にイチャモンを付けてくる。私にしてみれば、彼女の訳は、フランス語に忠実でいようとして直訳っぽくなるからか、理屈っぽい。日本語としては重たすぎるし、まどろっこしいと思う。「もっと軽くならないの?」対「だめだめ。しっかり説明しないと」。結局夜中の2時位までかかった。フランス語っていう言語は本当に理屈っぽい。多分私が書くフランス語は、感覚的すぎて、稚拙なんだろうな、と思う。日本語らしくするには、なるべく柔らかく軽やかに。フランス語らしくするには、理屈に基づいて明確に、がっしりと。なんて思うけど、私の日本語も大した事ないんだよなー。しばしば、変。結局妹と大差ないのだ。(by Anne)

2007年3月 7日 (水)

エコ/ケーススタディーその1

オーガニックフーズのデリバリを頼み始めてからもうすぐ1年くらい経つかな。10代からビオっぽい食材に関心があって、時々自然食品店で買い物をする程度だったけど、昨年の春頃に思い切って週一回のデリバリを頼むことにした。と、いうのもトレーラーハウスで暮している、友達に影響されて。まるで「趣味の良いチンドン屋」(女)と「ライオンギャング」(男)って感じのカップルだ。彼らのお宅(っていうか車?)に招かれて、バラに囲まれた素敵なテラスでディナーをした時のこと。趣味の良いチンドン屋の方が作ってくれた色とりどりの、ビックサイズサラダが美味しくて、野菜はどこで買っているのか尋ねた。オーガニックフーズのデリバリだという。野菜だけでなく、お肉もお魚も、缶詰めもパンも、おまけに洗剤類や、基礎化粧品まで、全て同じデリバリ屋に頼んでるという。でも、彼らは、トレーラーハウス生活している人らしいヒッピーっぽさやナチュラルな感じが全く無い、どちらかというとハデで、海外セレブの香りもやや漂う風貌。てっきり、某高級食品スーパーで買い物をして、過剰包装の袋をぶら下げてるのだろうと想像していたから驚いた。逆に、彼らがハデなのは、そのオーガニックフーズのデリバリのせいだというのも分かった。白い服は、環境に優しい洗剤で洗うと、みんな黄色くなるから、色のものしか着ないことにしたそうな。「だって、」と口を挟むライオンギャング。「『わー、イルカちゃん、かわいー』とかって言ってグッズとか買ってるやつらがいるけど、家ではジャブジャブ洗剤使って、下水に流して、その水こそがイルカを苦しませてるんだぜ!ふざけんな!イルカをかわいいって思うんだったら、環境を考えた洗剤を使うべきだろうが!」。怒り散らしてた。なるほど。白い服が多い私は、ちょっと購入をためらう洗剤のようだけど、取りあえず美味しい有機野菜をせっせと食べて、良い土地作りを応援してる。でも、環境を考えた洗剤を使ったら、本当に黄色くなるのかなあ?後でデリバリに注文して試してみよう。(by Anne)
ミモザ
ミモザの黄色が輝くこのごろ

2007年3月 5日 (月)

披露のススメ

2月25日、プチ披露宴を終わらせ、ホッ。
昨年の夏、入籍届けを出したものの、式も披露宴も何も行わないでいた。親族やお友達の式や披露宴に出席するのは大好きで、ブーケを片手にウェデイングドレスを着たお嫁さんの姿を見て涙腺が緩むのも、お決まりの楽しみだったりする。でも、自分の披露宴となると、テレくさくてたまらない。だから何もしないでいよーっと、と思っていた。ところが既婚者の人達からは、絶対何かやった方が良いと、いくら「いいんです、私達。やらないで。シンプル主義だから」と返しても、重ね重ね勧められた。あんまり言われるので、ふーん、そんなものかしら?やってみようかな、と考え始めた昨年の秋頃、たまたま好きなブランドのお店にふらっと行ったら、ドレスラインのラックに、白いドレスがラックにかかってた。シンプルな長いドレス。よーく見るとシャンパンカラーだった。あら!私のためのドレスじゃない!勝手に思い込んだら、モチベーションの歯車が急展開し、ついでにボレロとヒールの靴もセットで買って、急いで家に帰り、主人の意見も聞かず、早速パリに住む母と妹に電話をした。「ドレス買っちゃったから披露宴やるよ。来てくれる?」。すると母は「仕事のスケジュールが合えばね」と言うし、妹は「どうせただの食事会でしょ、そんな事のために高い飛行機代は出せない」と冷たい。どうやら本気にしていなかったらしい。めげずに、ドレスを買ったからにはと、せっせと準備をした甲斐あって、結局、母も妹も来てくれて、楽しい会が開けた。
いや〜、ホント、やって良かった。
少人数で、シンプルに楽しくワイワイ、美味しいお食事と共に、というのを目的にして。会場選びは簡単だった。ゆかりのある所ということで、汐留の「パークホテル東京」にした。母が経営する事務所がデザインを手がけた所。メディアタワーの25階にあるこのホテルは、隠れ家的で、照明や光の入り方が気持ちが良いし、なんといってもデザインが私達好みだし。プチ披露宴ができる26階のサロンクリストフルは、定員28人。無理を言って32名入れてもらった。ギュウギュウだったけど、そのお陰で賑やかに。お料理は「タテルヨシノ」。私は吉野さんのお料理に対するポリシーの大ファンだし、パリにある彼のレストラン「ステラマリス」のデザインも、母の事務所が手がけたこともあって、大変お世話になっているシェフだから、皆様に味わって頂きたかった。ソムリエの伊奈さんと相談して決めたワインも、お料理ととても良く合って、どれも美味しかった。彼一押しのシャンパーニュ(ブジーのレコルタンもので、ジャン・ヴェッセルの「Oeil de Perdrix」、ロゼ )は、マグナムボトルで。記念に一本購入しちゃった。白は2004年の Pouilly Fuissé (Vieilles Vignes、J.J Litaud)、赤は2003年の Ch. Haut Bernat(Puisseguin-Saint Émilion)。お花はイギリスのフラワーアレンジメント「コンスタンススプライフラワーショップ」にお願いして、イメージ通りの素敵なアレンジをして下さった。
もしかして、このプチ披露宴で一番楽しんだのは、下戸の主人のかわりにワインをガブガブ飲んだ私だったかも。
これから結婚する方、もしくはまだ披露パーティーをしていない方に、どんな形でも披露の会を設ける事をおススメしたいです。自分が主人公になって、何を言っても、何をやっても許されて、パチパチ拍手してもらえるのは、この時だけでしょうから。(by Anne)
P.S.、私が着たドレスは、ウェディングドレスではなく、パーティードレスです。着回しができるのでお得かも。

お花
ベージュと淡いピンクのアンスリウム、小さなスプレーバラのスプレーウィット、淡い黄色の大きなバラ、それにカラーの組み合わせ。ブーケには、ユーカリの葉も入れて下さいました。


テーブルアレンジ


伊藤さん
パークホテル東京料飲課の伊藤さん。無理なお願いも聞いて下さいました。


ロゼ・シャンパーニュ

マグナムボトル
淡いオレンジがかったピンクの色合いが美しいシャンパーニュ。同じ造り手の、もっと赤みを帯びたロゼ(こちらはセニエ法)も、マグロとかと合いそうで美味しい。

2007年3月 1日 (木)

春のるんるんシネマ

マフラーを首にぐるぐる巻いて雪を待ちわびていたら、あれ、もう梅が咲いた。近所の枯れ木の間から、かわいいピンクの紅梅が見えると、地球温暖化にゾッとして、慌てて環境セミナーに駆け込む、なんてことも忘れ、心がるんるん。こんな気分にぴったりの、超チャーミングで超ラブリーで超カワイイ映画(!!!)2本が公開されるので、是非観て欲しいです。まず『恋愛睡眠のすすめ』。『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督の新作。ガエル・ガルシア・ベルナルとシャルロット・ゲンズブール(キャスティングにブラボー)の妄想恋愛物語ですが、この二人のコンビは勿論のこと、大嫌いだった下品で重たいフレンチジョークも、ゴンドリー監督の魔法にかかると、あの紅梅みたいにチャーミングになってしまうんです。しかも驚く程たくさんのアイディア!まるで、散らかりすぎた子供部屋でとびきりロマンチックな恋愛を想像するような、そんな作品(公開はGW@シネマライズ)。もう一本は『ボンボン』。おじさんと犬の物語。ヨーロッパでも大ヒットしたらしい、アルゼンチン版「わらしべ長者」と言われてて、要はツイてないおじさんがワンちゃんとの出会いをきかっけに幸せをつかんで行くって話。映画ってそもそも悪役が登場することでヒーローが引き立って、感動が生まれるものだと思っていたけど、驚いたことにこの物語には悪人が存在しないし、クライマックスはシンプルなのに本当にチャーミングで感動的!性善説に一票。心が洗われるようです(公開は4月@シネカノン有楽町)。ラブリーな映画の後の、るんるん気分の〆にはこんなワインを是非。「ヴィノスやまざき」で見つけた、カリフォルニアのピノ・ノワール「Fleur/Carneros/2005」(¥2480)。ラベルにはピンクのお花、香りはラズベリー、味わいはジャムのようでもメディアムボディ。その他、4月公開のオススメ映画は、勿論『バベル』。あと、意外とカンフー映画『かちこみ』も面白かったです。クサ過ぎるセリフや物語に笑ってしまえれば、後は武道の美しさにうっとりしてきます。
(by Anne)

ボンボン
『ボンボン』の試写会で頂いたプレスキットと、H.P.FRANCEとのコラボで制作されたボーン・クッション

恋愛睡眠のすすめ
『恋愛睡眠のすすめ』のプレスキット。ふんわり夢見心地のカラーがかわいい。

FLEUR
カリフォルニアのピノ・ノワール『FLEUR』。若々しく、フルーティーで、チャーミングな香りと味わい。


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