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2007年3月15日 (木)

気のふれた鸚鵡

ちょっと時間ができたから、仕事の帰りに近所の呉服屋さんに寄った。「うちの、『気のふれた鸚鵡(オウム)』の件なんですけど」、と言いたかったが、意味不明な冗談を言うのはお願いしに来たんだから失礼。止めといた。「帯の事でちょっと相談に乗っていただけないでしょうか?」普通に尋ねると、「あら、いいわよ、持ってらっしゃい。」とおかみさん。じゃあ、と家に飛んで帰り、他の帯と一緒に、「気のふれた鸚鵡」も風呂敷に包んだ。母が昔付けていた、幾何学模様のドハデ帯。あの銀座の『ちた和』でそろえてもらった、青海波という歴史の古い模様の帯らしいのだが、なにせ色合いにギョッとする。サイケデリックな黄緑に金とオレンジ色のアクセント。前から私は、一体こんな帯どうするんだろう、とその「鸚鵡」とにらめっこしていた。折角だし、使えたら良いな、と思って鏡の前であててみると、おやおや、けっこうカッコイイ。うーん、このまま、タンスに眠らせておくのはもったいないぞ。と言う訳で、『ちた和』はもうないから、近所の親切な呉服屋さんに相談してみようと思いついたのだった。二の腕をブルブル震わせて重たい風呂敷を担ぎ、呉服屋さんに辿り着いた。広げてみると、他の帯は大概の着物に合うそうなのだが、やっぱり「気のふれた鸚鵡」にはさすがの呉服屋さんも困った様子。色々と反物を出してきてくれて合わせてみるけど、どうしたものかと腕を組む次第。じゃあ、少し考えます、と帰ろうとしたときのこと。親父さんのほうが、そういえば、こんなのもあるよと、白山紬を出してきた。紬でも訪問着になるもの。玉虫色の光沢のある色合いで、シンプルなグラデーションになっている。体に当てて、あの「鸚鵡」も合わせてみると、あら、良い感じ。紋を付ければ、結婚式もオーケーなんですと。値段をきいてみた。あれ、随分とお得?そうですか、じゃあ、誂えます、とお願いした。「あー、やばい、衝動買いしちゃった!」と、帰り道で冷や汗。ううう、あの「鸚鵡」にやられて私の気もふれたか。ま、キャンセルもまだできるし、じっくり一週間考えよう。でも、白山紬、綺麗だったな。(by Anne)
気のふれた鸚鵡
こうしてみると金色が目立つけど、実際は黄緑の印象が強烈な青海波模様の帯。後で調べてみると、よく舞楽に使う模様のようだ。おかみさんに、お母様は踊りをされてたの、と聞かれた訳が分かった。ギョッとするけど、パーティーに良さそう。

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