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2007年3月22日 (木)

梅を纏い、桜を語る

まだ例の白山紬をオーダーしていない(3月15日参照)。と、言うより正装の代用着にするつもりもあるから家紋を入れよう、と思ったのがまだオーダーできない理由。ウチの家紋って?ってところから、リサーチしなきゃならなくて。勿論母が日本人なので、そっちの方の家紋ってことになるが、私はおばあちゃん子だったから、祖父よりも祖母の家紋の方を付けたいと思った。本来なら祖父の方を付けるべきだけど、ま、いいじゃん。そこで、祖母の家紋を調べるべく、高知県にある菩提寺の和尚様にメールを送ってみた。「祖母の家の家紋ってなんですか?」。筆まめ、というか、メルまめな和尚様から早速返事が来て、「丸に梅鉢」だとおっしゃる。お墓にある紋なのだそう。あれ?祖母の古い着物にある紋とは違うぞ。じゃあ、こっちは裏紋かな、それとも女紋かな。何を使えば良いんだろう?ややこしそうだから、では祖父の方の紋にしようと思って、今度は母の兄嫁になる伯母に聞いてみた。すると、「お父様が『五三桐』っておっしゃったから、それで着物を誂えたけど、お墓は『菱』系の紋なのよね。」と困惑の様子。なんだ、祖父側も表紋裏紋ゴチャゴチャで、誰も分かんないのね。じゃ、梅で良いかな、かわいいし。和尚様のメールの最後には、「お寺の『薄墨桜』はほぼ満開となりました」と付け加えてあった。「薄墨桜」なんて魅力的な名前!「その桜は何ですか?」と質問すると、返事は長いものだった。もともと岐阜県の根尾村にある天然記念樹で、それはそれは見事な桜なのだそう。で、その木の種を無理言って入手し発芽させた、純薄墨桜の二世がお寺にあって、12年経った今、やっと見頃を迎えたということだった。当時は、天然記念樹だから分けてもらえないのを無理言って、なのだそうだが、今では根尾村で苗木を売ってるらしい。大正時代に枯れそうになった時には、地元の人たちと高知県人の歯科医とで救い、うんぬんかんぬん、と和尚様の説明は長い。この桜にまつわる話は2時間では終わらないらしく、さらに、無理を言って種を入手した和尚様の友人が話すと、日も暮れる勢いだなのだそう。そして根尾村の木の方は、あの、着物の、宇野千代さんが書いた『薄墨の桜』で、全国的に有名になったと聞いて、その長い桜物語を聞きに近々高知を尋ねたくなった。(by Anne)

家紋

梅をモチーフにした家紋の一部。左上が「丸に梅鉢」。

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