無料ブログはココログ

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月

2007年4月28日 (土)

2007.04.28

胃袋も無限に緩むsaboriday。
フルコース完食で、
御満悦。
(by Anne)

カルパッチョ

ペンネ

愛名魚

ピンクシャンパンシャーベット

オマール海老

パンナコッタ


2007年4月27日 (金)

味噌マジック

昨日のマクロビ教室の驚きは、ソース。ヒレカツもどきを車麩で作った。しかもそれに上からかけるソースまで作った。カツも美味しいけれど、このソースは絶品。そもそもソースなんて、絶対家で作れないと思い込んでいたから、必ず市販のものを買って冷蔵庫に閉まっていた。一応、オーガニックショップで購入したものだから、あんまり変なものは入っていない筈。少なくとも化学調味料は。でも、かわいそうに、その市販のソースは冷たくて暗い部屋でジッと、数ヶ月に一度位しか訪れない自分の出番を待っているのだ。これからは、そんなかわいそうな思いはもうさせない。なぜならマクロビのソースなら、その時必要な分だけ作れば良いし、なによりも、アホみたいに簡単に出来てしまうし。八丁味噌をリンゴジュースで溶かして、火にかけて少し煮詰めるだけ。好みで細かく刻んだピクルスを混ぜても。すごい。私はこの八丁味噌のグローバルなパワーにド肝を抜かれた!洋風に変身させる、マジックみたい。(by Anne)
カツソース
昨日のメニュー(左下から反時計周りに):五目玄米ご飯、切り干し大根サラダ、小松菜のとろろがけ、車麩のカツ(まわりの茶色っぽい点々がソース)。これは先生の盛りつけ。大皿にポンポンと盛るのは、今風だなーって思った。ウチでも、たまにはこういう風に盛りつけてみよう。奥はカボチャのポタージュ。その向こうには、リンゴともち粟のデザート。これがまた美味しかった〜!

2007年4月26日 (木)

私の楽しみ

4月16日に書いた『ブラッド・ダイヤモンド』の件で、補足したい。って程の話でもないんだけど、この映画の中で、息子の行方がわからなくなってしまったソロモンが、敵から身を隠している最中だというのに、うっかり息子の名前を叫んでしまうシーンがある。目の前に息子らしき子供の姿が見えたからだ。一瞬にして頭の中は息子のことだけになり、自分のおかれている状況が危険だとかいう意識が残る余地もなく、どんな感情よりも先に息子の名前が口から飛び出たのだろう。彼を見つけ出したい気持ちで一杯で。愛情とはそういうものだろうな、と思ったのと同時に、あの話にもこんなシーンあったな、と芥川龍之介の短編を思い出した。『杜子春』だ。私の大好きな作家のうちの一人だから、もう何回も読んだけど、杜子春がお母さんの名前を叫んでしまうくだりって、どんなだったけ、と思って本棚から引っ張り出した。杜子春が自分も仙人になりたいと、仙人にたのむと、どんなことがあっても声を出してはいけないという条件をクリアしたら、という。どんなに恐ろしい怪獣が襲ってきても、キュッと口を噤んでいた杜子春だったが、ある時お母さんらしき人が痛い目に合っているところを見たら、黙っては居れなかった。思わず「お母さん!」と叫んでしまう…。そういえば、私の楽しみのうちの一つに、芥川の『奉教人の死』を人に話てきかせることがあった。クライマックスに目を丸くしてくれるように話すのが楽しくて仕方が無い。ここしばらく話してないから、今週末に誰か捕まえよう。(by Anne)
Imgp0330
『蜘蛛の糸・杜子春』。著:芥川龍之介。新潮文庫。

2007年4月25日 (水)

新marubiru OPEN

昨日、新marubiruのレセプションパーティーに行ってきた。勿論目当ては地下のフード街。私が好きなスタンディングバーっぽい感じのお店もあるし、お茶漬け屋『えん』もあるし、『成城石井』もあるし、キュッとエスプレッソを飲めそうなカフェバーもあるし、なんだかんだ入っているお店は、使えそうなところばかり。最近私は、ハンバーガーやサンドイッチとは無縁のファーストフードのお店で、しかもセンスが良ければ、すぐ、飛び込んじゃう。だってパッパッと済ませたい時でも、不健康なものは口に入れたくないし、美味しくなきゃ嫌だし、すぐに出てきてくれなきゃ嫌だし、おまけに内装は今までのファーストフード屋のようなチープなのはゴメンだし。それにお店に入るのに列なんか作りたくない。ということで、いろんな新しいタイプのファーストフード屋が並ぶのは嬉しい。要するに、表参道のEchikaやミッドタウンの地下にもあるような、ヨーロッパのマルシェ(市場)のイメージがあると、ウキウキして飛び込んでしまうというわけ。新marubiruの地下もそんな感じはあるかな、なんて思って廊下を進むと、向こうのテラスのようになっているところに、まるでそんな市場を凝縮したようなお店があった。『BARBARA market place 151』だ。やはりコンセプトはヨーロッパの市場なんですと。タパスやフライドピンチョス(串揚げみたいなもの)、ハモンセラーノやサラミ、ムール貝のワイン蒸し、ピクルスやサラダ、クロックムッシュやピザやカレーも、お肉料理もクレープも。南仏やスペインとかにある市場で、買い物帰りにパッパッと食べてく感覚を再現しているようで、楽しい雰囲気。それに、安い。そして、朝4時まで営業している日もあるなんて、丸の内近辺にしては珍しい。ここは使えそうだ。(by Anne)

BARBARAメニュー
いろいろキノコの石窯焼きと、かぼちゃとさつまいものコルゴンゾーラ和え。カジュアルワインも充実している。なのに私にしては珍しく、カシスソーダをオーダーした。訳は、単純で、昨日は飲みたくなかったから。

2007年4月24日 (火)

悲しいかな、興醒め

「ねえ、アンヌ、どう思う?」バカ話で大笑いした後、「趣味の良いチンドン屋」(3月7日参照)が急に真面目に聞いてきた。「リルケの詩で、こんなのあるでしょう?」

どうぞ私の眼を拭い去ってください
ほら、私にはあなたが見えます
どうぞ 私の耳を投げ捨ててください
ほら、私にはあなたの声が聞こえます

たとえ足がなくとも 私はあなたのもとへ行けます
たとえ口がなくとも 私はあなたを呼び出せます

どうぞ 私の腕を折ってください
私はあなたの心をつかみます
手でつかむように この心で。。。
(『リルケ詩集』富士川英郎訳 新潮文庫)

「ああ、あれね、素敵な詩よね。で?どうしたの?」私は「趣味の良いチンドン屋」に尋ねた。彼女は、前屈みになっていた体を今度は仰け反って、「でしょう?素敵な詩でしょう?なのにアイツったら!私達の披露宴で、彼に詩を読ませようと思ってるんだけど、これ見せたら気持ち悪いって言うのよ。自分から詩読みたいなんて、ロマンチストみたいなこというくせによ?せっかく選んであげたのによ?まったく。詩心ないんだから。」と、やや憤慨ぎみ。私は少しの間黙った。披露宴の最中、「ライオンギャング」のような新郎が立ち上がって、すました顔で朗読するのだろうか?「どうぞ私の眼を…」なんて言って?急に寒気が襲ってきた。と、言うより、体が痒くなって来た。きゃあ、気持ち悪い、発狂しそう。少なくともこのリルケの詩は止めた方が良いと思った。一同興醒めか、もしくは、会場爆笑の嵐か。後者なら良いけど。とても良い詩なのに、悲しいかな、披露宴には、なんと言うか、深刻すぎる。フランスの披露宴では、よくあることなのに。(by Anne)
                     
招待状
ユニークな披露宴の招待状

2007年4月21日 (土)

2007.04.21

saboriday...
アウト・オブ・ストレス
イン・トウキョウ
(by Anne)

秘密の公園

2007年4月20日 (金)

胡麻塩からスローライフ

昨日はマクロビ教室実践第2段。先週の献立がかなり手間がかかって、量も多かったので、今日もそれを期待&覚悟してタッパーを持っていった。食べきれなかった分を持ち帰るため。ところが、昨日のメニューは素朴なもので、普段お家でもササッと作れそうなものばかりで、しかも量も丁度良い位だった。黒米を混ぜた玄米ご飯、季節野菜のすまし汁、黒豆納豆、ひじき煮、レンコンの味噌和え、それに胡麻塩。こうしたシンプルなメニューで、美味しい出汁の取り方やお米の炊き方といった基本を習うのが目的。どれも美味しかったけど、胡麻塩には感動した。一から作るとこんなに美味しいものなんだ、と。だけど、こればかりは手間がかかるから、そんなに頻繁に作れないかも。せめて月に一度は、たっぷり時間を取って作ってみたい。要するに、塩をゆっくり煎って、ごまも別でゆっくり煎って、すり鉢にいれてゆっくりと、する。全ての作業をゆっくりと、やさしく。それがどうやら美味しくさせる秘訣らしい。ついでに作業する時の心も、ゆったりとやさしく、なのだそう。スローライフは胡麻塩作りから始まるのかも。(by Anne)

4月19日マクロビ
一番右下の小皿に胡麻塩。う〜ん、にゃむにゃむ。

2007年4月19日 (木)

若老婆からの果たし状

ある郊外の駅前。エスカレーターを上がってみると、すぐ分かった。まばらに散らばる畑と味気ないデザインのビルだけの景色に、全くミスマッチな70才の若老婆が、「ハアィ〜」と手を振ってる。真っ赤なパンタロンに黒か紫のペーズリー模様のジャケット、クリクリパーマのシルバーヘアー。金銀黒で縁取られたザアマスババア風の眼鏡には、よく見ると蛇が彫られていた。手にはいろんな動物の指輪。そして首には、編み目状の深紅のショールが巻き付いている。もう慣れっこだから、そんな突拍子もない格好を見ても、もなんとも思わない。待ち合わせだけでなく、なにせ70才だから仮に迷子になられてこっちが困っても、すぐ見つかりそうだから、むしろその格好のままでいてほしい。若老婆に会うなり流れるように京風の料理店へ連れられて行った。着くとすでに、若老婆の娘と呉服屋の若旦那が待っていた。若旦那が若老婆のハデっぷりを見て、「いやあ、これまたすごいですねぇ。あなたしかこんな格好はできません。この辺りじゃあ、もっぱらの噂ですよ。夜になるとスパイダーマンが出るって」と言い、まるで蜘蛛の巣を真っ赤にしたようなショールを引っ張った。「いやぁねえ。でも、そうよ。私、こんなでしょう?とてもこの辺りに住んでいる感じしないでしょう?ハイカラだから。だからね、いつも駅前からタクシーに乗ると聞かれるのよ、『一体何者ですか?』って。ホホホ。」そうやって特別な目で見られることがとても嬉しいらしく、指輪をゴロゴロ付けた筋ばった手を口に当てて、いっそう声高に笑っている。「そこで『魔物です』って、言ってやらなかったの?」と、娘の方が突っ込んでみたけれど、おかまいなし。うっとりしながらまた自分の話を続ける若老婆。「でもねぇ、魔法使いって本当に居たと思うのよ。」自分の頭の中で色んなストーリーが展開するようなので、一瞬、なんで急に魔法使いの話になるのだろうと若旦那は首をかしげているようだったが、魔物の話から転じたのだろう。「ほら、最近流行ってるじゃない、テレビで。マジシャンが良く出てるじゃない。あれは魔法使いよねぇ。」
6月上旬公開の『プレステージ』を観て、この若老婆の話を思い出した。というのもライバル同士のマジシャン2人が、トリックを競い合う物語だったから。ラストのどんでん返しに、うわーって思って、ボーッとしながら家に帰ると、ポストに桃色の封筒が入っていた。読むとこうある。「私とあなた、今度着物着て、どっちが美しいか競いましょうよ。」若老婆からの果たし状だった。マジシャンでも魔法使いでもないけれど、魔物かもしれない彼女に、到底勝てる筈も無い。(by Anne)
果たし状
桃色の封筒に、猫や蟻やハートのシール。とても果たし状が入っているとは思えない。。。

2007年4月17日 (火)

まずいカレーと祖父母の名言

お肉は都立大へ、お魚は雪谷へ、ソーセージは銀座へ、パンは等々力へ。祖父が生きていた頃、何を買うにも行きつけのお店があって出掛けていった。というのも、食に関しても好みは相当難しい頑固爺で、「お肉は都立大のあの店でなきゃ、食えたもんじゃない」などと日々ブツブツ言っていた。どこかで食事をしても、味付けが好みにそぐわないと、自分は料理できないくせに、「一体どうしたらこんなまずい物がつくれるのかな。不思議だ。」と首をかしげたり横に振ったり、なのだった。そんな祖父の口癖が、ふと私の口から出た時があった。数年前に、怖いもの見たさでじゃないけど、近所のまずくて有名だというカレー屋で食事した時のことだ。うわさ通り、本当に、食べられない位まずい。他の食事なら、まだ腕の差で美味しくなったりまずくなったりするだろうけれど、カレーですよ。逆立ちしたって、そうそうまずいものは作れないだろうと思っていたから、これには驚いた。申し訳ないけど。そのとき、心から一体どうしたらこんなまずいカレーが作れるのかしらって思って、言ったのだった。ところが、昨日、自ら本当にまずいカレーを作ってしまったのだ。こんなことがあるなんて!何度も味わったがまずい。カレーなんて、何入れても良いし、逆立ちしたってできるわよ、と侮ったバチか。タマネギ炒めて、余っていたサツマイモをごろごろ入れて、水を入れて煮て、押し豆腐を入れて、レーズンを入れて、最後に辛口ルーを入れた。確かに、今こうして材料書くだけでも、やっぱりまずそう。味見してみると食べれたものじゃなかった。どうしよう。捨ててしまおうかという考えが頭を過ったとき、今度は祖母を思い出した。母がまだ小学校の頃。ある日、学校から帰ると祖母がいつものように優しく迎えてくれたそうだ。「お弁当はどうしたの?全部食べたの?」と聞く祖母に、母が「食べきれなかったから途中で捨ててきた」と答えた。すると、優しい祖母の顔色が変わり、とっても厳しく叱られたという。食べ物を祖末にしてはいけませんと。母によると、祖母が怒ったのは、後にも先にも、これっきりだったそうだ。母は、本当にいけないことをしてしまったんだと深く反省したらしく、その話を思い出した私も、まずいカレーの入ったお鍋を流しにひっくり返せはしなかった。これはなんとかして食べれるカレーにしないと。まずはお豆腐を取り除いた。仕方なくカレー風味の白和え用にした。あとは、豚肉でも入れてみよう。それから、クミン、ターメリック、コリアンダーパウダー、フェンネルシード、クミンシード、などのスパイスを適当に入れた。やっとましな味わいになった。でもいまだに何がいけなかったか、よくわからないままだ。(by Anne)

カレーbefore
BEFORE:大失敗した、まずいカレー。写真を見るだけでもムシャクシャする。とほほ。

カレーafter
AFTER:まずいカレー、改良後。まあ、食べれる。


2007年4月16日 (月)

ブラッド・ダイヤモンド

休日、TOHOシネマズ六本木ヒルズに行って、娯楽映画を観るのが好き。いわゆるシネマコンプレックスで、普段飲まないコカコーラを片手に入場して予告編観ていると、どんどんワクワクしてくる。やっぱり、映画館で観るのって良いなあ、って再確認しながら。で、昨日はネットで午前中に席を予約して、『ブラッド・ダイヤモンド』を観た。娯楽映画って言っていいのか分からないけど、この前ヘアメイクさんと映画の話をしていて勧めらた作品だ。聞くと『ナイロビの蜂』みたいな話。だったら絶対観なきゃ、っていうわけで。『ナイロビの蜂』は、ラブストーリーだけど、先進国の製薬会社の汚職を暴くといった重大なテーマが組み込まれている。ナイロビの人々を餌食に人体実験を行っているといった卑劣な行為に怒りを覚える熱血活動家テッサに心打たれつつも、こんなことが行われているんだと知ってショックだった。昨日の『ブラッド・ダイヤモンド』もショックだった。テーマは1999年西アフリカのシエラレオネで起きた紛争ダイヤモンド。私達が身につけているダイヤのジュエリーや、普段目にするダイヤを使用したドリルなどの製品は、どれだけの人々を犠牲にしたのだろう、ということを考えさせられる。2000年には、紛争ダイヤモンドは世界的な市場の流通から排除されたように見えたらしいが、今まだ実はそれを見分けることは非常に難しいらしい。そうなると、私達がダイヤを購入する時の意識が問われる。少なくとも、身分不相応に高級品を購入しては、使い捨てるように売りさばき、また購入して、という軽薄はセレブ思考は改めるべきじゃないかな。
ともあれ、『ナイロビの蜂』のテッサみたいな女性がここでも登場する。ジェニファー・コネリー扮する熱血ジャーナリスト、マディー。彼女の方がもっと大人で冷静。アフリカ人を犠牲にしているそもそもの問題と真実を暴くため、彼女の危険な内戦下へ飛び込んでゆく様は、同僚が言うように素敵(「ホット」だったか、「セクシー」だったか、言うんだよね)。だけど、だけど、デカプリオってこんなスゴい俳優だったけ?『タイタニック』以来、かわいい坊や、ぐらいにしか思ってなかったけど、やっぱりさすが『ギルバート・グレイプ』の演技でロバート・デニーロやマーチン・スコセッシのド肝を抜いた人だけある。素晴らしい感性だわ〜。『ディパーテッド』も観たい。DVDは6月8日に出るらしい。(by Anne)

『ブラッド・ダイヤモンド』
『ブラッド・ダイヤモンド』(監督:エドワード・ズウィック)のパンフレット、600円。

2007年4月14日 (土)

2007.04.14

のどかなsaboriday。
芝生の上で、襲って来たのは、
ずっしりとした睡魔。
(by Anne)

芝生


睡魔


見上げると

2007年4月12日 (木)

マクロビ教室

先週からマクロビオティックの料理教室に通い始めた。今日は、初めての実践。グループに別れて、先生の説明を受けながら、みんなで5品作った。楽しいのは勿論、美味しいのも勿論。何よりも、へえー、と思うことがあるのが嬉しい。初日だった先週の木曜日、一人ずつ自己紹介するときになって、そういえば私はいつどこでマクロビオティックと出会ったんだろう、と考えた。なにせ自己紹介が苦手な私は、順番が回ってくるのに異常な緊張を覚えながら、いざ私の番になると半ば気が遠くなりそうになりながら、こう言った。「マクロビオティックとの出会いは、13年位前。その頃親しかったお友達から教わり、当時具合が悪かった父を救いたくて…。」自己紹介が終わってから、オオ!と気付いた。もうかれこれ13年間もマクロビオティックを知っているんだ、と。父のためと、弱かった肌の改善のためと、高校の頃の学校給食がビオ系だったのが影響したためなど、私がマクロビオティックに関心を持った当時のことを細かく思い出した。それから、すっと私はマクロビオティックです、なんてことは全く無くて、メチャクチャ食いしん坊の私は、むしろ本当に、なんでも、食べてきた。でも、13年間ずっと続けてきたことがある。それは、できるだけ有機野菜と良質な肉、良質な調味料と無添加食材を買う事。そして、13年前に独学で覚えた食べ物と調理法の陰陽のバランスを、ウチで作るレシピに組み込む事。せっかくこれだけ関心があるのだから、肉も食べるワインも飲む「不良娘」でもいいから、ちゃんと学校に通ってみようと思って、なのだった。(by Anne)
マクロ4月12日
今日習ったレシピ。左下から玄米ご飯、豆腐あんかけ、お味噌汁。左上から三年番茶、ゆで野菜のサラダ、ゼリー。全て、no sugar、no meat、no milkの植物性食。驚いたのは、サラダの右にのせてある、マヨネーズ風のもの。これはほぼカボチャの種だけで作りました。ゴルゴンゾーラのドレッシングみたいで、すっごく美味しい。

2007年4月10日 (火)

エコ/ケーススタディーその2

エコっていうか、最近飲んで気に入ったワイン2本。最近家で飲む時は、「ビオディナミワイン」とか、「自然派ワイン」とか言われるものをチョイスしている。ちょっと前までは、そういった類いのビオワインで美味しいと思えるものが少なかったけれど、数年前から、私が意識して探すようになったからなのか、造り手がガンバッているからなのか、飲みごたえのあるものもたくさんあると思うようになった。フランスのローヌ地方やラングドック地方などの赤は、しっかりしていてまろやかで、買ってまず失敗したと思わない。おまけに値段も安い。さらに体にもやさしい。どうせ日常用のワインを買うなら、有機農法で栽培しているものを買ったほうが、良い土作りに貢献できて、地球が毒を盛られていくのを防いでる気になり、なおさら嬉しい。で、先日いつもビオワインを買いに行く近所の酒屋さん(かなりビオワインに力入れてるワインショップって言った方がいいかな)に、「こんばんわ〜」って入ったら、いきなりオヤジサンが「これ、騙されたと思って飲んで」と赤を一本出して来た。スペインのビオだった。勧められるがままレジへ。ものの1分でお店を出た。値段は895円と味を疑いたくなるほど安かったけど、それが美味しかった。その日は半分、翌日は残りの半分飲んだ。一日目はやや酸味が気になったけど、二日目にはバランスがとれたワインに変貌していて、「なにこれ、超オトク」、だ。白ワインは、つい一週間前に「ポラン広場」(ウチはオーガニックデリバリで食料品を買っている)で注文した、「奥出雲ワイン・シャルドネ」が気に入っている。シャブリほど酸味はキリッとしていなく、ブルゴーニュの樽の香りのイメージでもなく、やさしい、良い感じのシャルドネだな、と思った。それに、このラベル!まるで西陣織の帯のような柄で、見目麗しいのだ。(by Anne)


ヴィニャ・ラストラ
「ヴィニャ・ラストラ」(895円!)国はスペイン。葡萄品種はテンプラニーリョ。エコロジコと記してある自然派ワイン。メジャーなワインショップでは、どこで手に入るのかな?

Imgp0246
「奥出雲ワイン・シャルドネ」(オーガニックデリバリポラン広場にて3150円)。日本のシャルドネで、産地は島根県。有機農法。
ビオワインでも、まだ酸化防止剤は必要みたい。葡萄って、とってもいたみやすいと聞いた。

2007年4月 9日 (月)

権利か、義務か

昨日は都知事選。選挙は必ず投票しに行く。なんて、偉そうに言ってるけれど、そんな主義になったのは極最近だ。フランスに住んでいた頃は、誰も彼も政治の話をするし、それが面白いし、投票結果後はお祭りみたいになるし、ということで私もみんなと同じように選挙権が欲しいーって、喉から手がでる程強く思っていた。日本国籍だから、向こうの滞在許可書を持っていて、ほぼフランス人と同じように暮していて、同等な権利をあらゆることに持てても、選挙権だけはなかったのだ。だから日本に帰って来て、やったぞ、やっと夢の投票ができる、と選挙の日がやってくるのを待ちわびていた。ところが、年月が経ち、数年前にやっと選挙の日が訪れたときのこと。フランスとは違って、政治の話を日常的にしなくなってからか、すっかり選挙権を持っているという、あれほど望んでいたことも忘れて、仕事帰りのお疲れ様ビールを飲んでいた。夜の7時半頃のことだ。いきなり携帯が鳴った。友達の「チャーミングなオムスビ」だ。「もしもし」と出ると、「選挙行った?」と聞いて来る。「あー、今日ね、日曜日だけど早朝からずっと仕事だったから行けなかったんだー」と答えた。「まだあと30分あるよ。8時までに投票すれば良いんだから、行ってきたら?」とオムスビ。今日は本当にくたびれたから、行く気力がないと伝えると、ものすごい剣幕で怒られた。立て板に水のように、なぜ選挙に行くべきかを唱え、あげくの果てには「投票は、国民の権利じゃなくて、義務だから」と言う。それでも私は腰をあげようとしなかった。ようやく説得するのをあきらめた彼女は、「本当に疲れてるのね」と悲しそうに言って電話をきった。後から気付いたことだが、そういえば彼女には選挙権がなかったんだ。ハーフだけど国籍はフランスだものね。普通に日本人と同じ様に暮しているから想像もしなかったけど、恐らく彼女は、以前私がフランスで感じたのと同じ気持ちでいるのだろう。そう思ったら、これからはちゃんと投票に行かなきゃ、と心に決めた。でも一体どれほどの人たちが、彼女と同じような立場でいるんだろう。二重国籍は認められないままなのかなあ?昨日インフルエンザで寝込んでいたオムスビのことを、二重に不憫に思った。(by Anne)


ツツジ
投票所へ続く歩道で。散り始めた桜の花びらの間には、もう、ツツジが咲いている。

2007年4月 7日 (土)

2007.04.07

帰り道、助手席で、
下戸がたのもしいsaboriday。
(by Anne)

2007年4月 6日 (金)

明日、君たちがいない

すごい映画を見た!『明日、君がいない』(ムラーリ・K・タルリ監督)。学園もので、『エレファント』(ガス・ヴァン・サント監督)と撮り方が似てるのに、視点が全く逆。サントは学生達を眺めてる。でもタルリの方は学生の一人のよう。監督がまるで学園に居るみたいなのは、シナリオを書き上げた時の年齢が登場人物達の年に限りなく近かったからじゃないかな。19才だって!前代未聞の早いデビュー。カンヌではスタンディングオベーションを受けたそうだ。ストーリーは6人の高校生の行動と心の内を追っていく。思いもよらない、いろんな事実と心の苦悩が明らかになる午後2時37分、一人死が彼らを安らぎへ導き出す。壊れそうな心とギリギリの状態に、そしてその見事な描写に、私の心も打たれた(4月中旬公開@アミューズCQN)。社会的にギリギリなのは、『それでも生きる子供たちへ』の様々な国の子供たち。彼らをテーマに7人の大監督が短編に挑んだオムニバス作品。クストリッツァ監督はジプシーの子達、ジョン・ウー監督は中国の子達、と、それぞれがユーモアを含めたり、感動的にしたりと、トーンの違う物語が連なるけど、一話ごとに世界の痛い現実を知らされる。でも、子供達の素晴らしい生命力!私はスパイク・リー監督の『アメリカのイエスの子ら』に目を開かされた。エイズ・チルドレンの話。何が問題なのか、何を解決するべきか。そして私の無知を恥じた(公開初夏@シネマライズ)。こんな映画には、なんてワインはない。この子供達を肴にするみたいで、とんでもない。でも、『明日、きみがいない』の若々しくてフレッシュなオーストラリアの才能が、「希望」を描いてくれたことには、乾杯したい。ニュージーランド、マールボロ地区のソーヴィニョン・ブラン、『CLOUDY BAY、2006』は、緑やハーブの香り、フレッシュな柑橘系の香りがとても華やかで力強いし、キリリとした味わいも若々しい!もし近い未来子供達がいなかったら…。明日、君たちにいてほしい、って思う。(by Anne)

『明日、君がいない』
『明日、君がいない』(配給:シネカノン)のチラシとプレス。この邦題、魅力的〜!原題は『2:37』、悲劇が起こる時刻。サントラも欲しい!

『それでも〜』
『それでも生きる子供たちへ』(配給:ギャガ・コミュニケーションズ)の小さなチラシとプレス。もしワイン用の2000円あったら国連機関へ。100食分の学校給食を配給できるのだそう。

CLOUDY BAY
ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランと言えば、マールボロ地区。美味しい!渋谷、東急Food Showにて、3200円。コルクでなくスクリューキャップだからコルク臭の恐れはない。

2007年4月 5日 (木)

杏奴豆腐

アンヌンドウフ。杏仁豆腐ならぬ杏奴豆腐だ。無調整の豆乳を買ってきて、ボウルに入れ、冷蔵庫で眠り続けていた「にがり」を加えた。かき混ぜてドロッとしてきたら、器に入れて、蒸すだけ。最初の10分は強火で、後の5分は弱火で。出来上がったら、冷蔵庫で冷やしておく。食べる時に、すりおろした生姜と万能ネギを散らして、塩をふる。スプーンで召し上がれ。クリーミーで柔らかいお豆腐。美味しい。ふーん、こんなに簡単に美味しいお豆腐ができるなら、真夏にじゃんじゃん作ってみようかな。(by Anne)


杏奴豆腐

2007年4月 4日 (水)

ボラット

今日、ゲリラが起きた。仕掛けたのはボラット。超笑えるゲリラ、なんて言ったら不謹慎だろうか。いえいえ、構いません。映画ですから。2006年12月に出た日本版『Newsweek』の表紙を覚えてますか?「ボラットがやってきた」という大きな見出しに、下品な黒ひげオヤジのショット。記事を読むと、センセーショナルな偽装ドキュメンタリー映画の主人公だ。タイトルも『ボラット(栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習)』(5月26日、公開@渋谷シネ・アミューズ)の本作は、マイケル・ムーア(『華氏911』)もびっくりのブラック・ユーモアで、アメリカの気風や偽善主義を痛烈に暴いていく。彼は、カザフスタンの国営テレビのレポーターで、アメリカの文化を伝えるべく、番組作りを始める。ニューヨークからカリフォルニア州まで、ロードムービーのように点々と止まり、その場その場で、フェミニストやゲイ、新興宗教の人たちやヒップホップの黒人たち、をゲリラのように突撃レポートするのだが、なにせ彼は「野蛮な国」(これはあくまでもアメリカから見たカザフスタンの印象)からやってきたから、偏見や差別の塊だし、下品だし、とにかく行いは常識と言われているものとはほど遠い。けれど、とってもナイーブ。そんな彼を見て、彼を批判するか、それともアメリカ人を批判するか、それとも笑っていいのかなあ、と戸惑うか、全てを超越して爆笑するか。ブラック・ユーモア好きの私は、大声で笑った。『ケンタッキー・フライド・ムービー』以来かな。反ユダヤ主義で下品、でも心は美しい、このボラットを演じたのはサシャ・バロン・コーエン。彼はユダヤ系のイギリス人。実は、紳士で知的。脚本も手がけている。こんな危なっかしい役をやってのけてしまうなんて、勇気ある。カッコいい男だなあ。と、ゲリラ戦の後のような、まだグチャグチャしている頭でぼんやり思った。(by Anne)
『ボラット』
映画『ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のチラシの裏側
公開は5月26日渋谷シネ・アミューズにて。配給:20世紀フォックス映画。宣伝:ギャガ・コミュニケーションズ
賛否両論だけど、こういう映画は観ておいた方が、トクだと思う。
『ボラット』プレス

2007年4月 2日 (月)

嘘と真実

昨日はエイプリル・フール。年に一度、罪悪感を感じないで大嘘をつけるこの日は、妹も私も、毎回誰にどんな嘘をつこうか、ウシシ、と考えてみるけど、最終的にターゲットはいつも母になる。昨日も、遅くなってパリに住む母に国際電話をかけた。嘘をつくために国際電話なんて、通話料の高さに20年前では考えられなかったけど、こうしてそんなイタズラもできる位安くなったことに、妹も私も嬉しくなるが、母にとっては迷惑な話だろう。昨晩は特に、胃を痛めて眠れなかったかもしれない、と思うと嘘にも程があると少し後悔した。どんな嘘かというと、昨日の朝、妹がパリに帰るため、飛行機で発つ筈だったが、乗り遅れてしまった。昼間に本人から連絡があったけど、私は仕事中だったから出れなかった。家に帰ってみると、彼女は夜遊びに出掛けているようで、23時を過ぎているのに帰って来ないし、連絡が取れない。と、母に話した。母にとって、一番恐ろしい事は、どんな地震よりも、どんな雷よりも、飛行機に乗り遅れることだから、「あらやだー!大変、どうするの!もう、聞いてるだけで胃が痛くなるわー!」と情けない声で言った。「まあ、なんとかなるでしょ」と、一応母の気を落ち着かせるつもりで返して、電話を切った。しめしめ。信じてる。今回の彼女のリアクションは、ケチつけるところはないし、完璧。でも一昨年はひどかった。妹が、長年一緒に暮しているパートナーと「そろそろ結婚することにした」と母に言った。勿論嘘だが、母のリアクションは、「一体どうしたの?気持ち悪い。止めなさい」なのだ。パートナーのことを快く思っていないからでは全く無くて、要するに、この現代において結婚なんていう古くさい制度に従うなんて、ちっとも進歩的でない、若い人たちがそんな古い考えを持つなんて気持ちが悪い、などなど、そういった意味だと思う。でも子供が、結婚するよ、と言って、気持ち悪いから止めなさいなんていう親がどこにいるだろう?親はみんな涙流して、それはそれはおめでとうと言う筈なのに。妹も私もげんなりした。とんだ人でなしの親を持ったね、と。そしてその時思った。法廷では、真実の証言をもとに嘘を暴いていくけれど、エイプリル・フールは嘘の話をもとに、人が本当は何を考えているかっていう真実を明らかになるんだな、と。まさか、母が娘の結婚を、気持ち悪いと思っているなんて。後日、妹と私で母に嫌みを言った。「まったく、ひどい親だよねー」。すると母は、「何言ってるの。わざとよ。エイプリル・フールだって知ってたわよ」と。実は私達がだまされてたのだった。(by Anne)

4月の魚
エイプリル・フールは、フランス語でpoisson d'avril(4月の魚)っていいます。なんで魚なのかな?フランスではその頃になると、お菓子屋さんやパン屋さんにお魚の形をしたチョコレートが並びます。

2007年4月 1日 (日)

トマトは果実

小学生の頃、トマトは野菜ではなく果物なんだよって話を聞いて、みんなで驚いたことがある。本当かどうかはわからないまま大人になり、小学校の頃の驚きもすっかり忘れて「トマトは野菜」、と日々のメニューに組み込んでいた。ところが、トマトってそういえば果物だったけね、と思い出したのは、今朝黒猫にドアをたたかれたからだった。高知の和尚様からの宅急便だ。送りましたと、メールでお知らせ下さっていたが、まさかこんな早々に届くなんて。「土佐のトマト」と書いてある。丁度、親戚の家でお花見に出掛ける身支度をしていたから、これも一緒に、とそのまま箱も車に入れた。親戚の家の庭の桜が満開になったのでお花見&お食事会なのだが、お庭がない私にしてみたらこの上なく贅沢なお花見だからとても楽しみにしていた。でも、ちっとも気のきいた手土産を準備できないで、あーあ、と思っていた所だったから、グッド・タイミング。親戚の家に着くと、テーブルにはもうすでにたくさんのお料理が並んでいた。私の、というか、和尚様の、というか、土佐の、トマトを見せると、伯母は手際よくザクザクと切り、ボウルに入れて、ほんの少しの塩胡椒酢油を加えた。土佐にはフルーツトマトという、めちゃくちゃ高いトマトがあるけれど、それに似ていて甘い!酸味もピシッとあって。そして食感が、なんだか柿の様。あ、そっか、そっか、トマトって果物だったっけね。なんて美味しく頂きながら、ところで本当のところ、生物学的にトマトは野菜と果物のどちらに属するものなのだろう。そんな疑問が頭に残った。(by Anne)

土佐のトマト
手前に土佐のトマトのサラダ。伯母のテーブルセッティングはとてもきれい。見習おう。

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »