無料ブログはココログ

« ブラッド・ダイヤモンド | トップページ | 若老婆からの果たし状 »

2007年4月17日 (火)

まずいカレーと祖父母の名言

お肉は都立大へ、お魚は雪谷へ、ソーセージは銀座へ、パンは等々力へ。祖父が生きていた頃、何を買うにも行きつけのお店があって出掛けていった。というのも、食に関しても好みは相当難しい頑固爺で、「お肉は都立大のあの店でなきゃ、食えたもんじゃない」などと日々ブツブツ言っていた。どこかで食事をしても、味付けが好みにそぐわないと、自分は料理できないくせに、「一体どうしたらこんなまずい物がつくれるのかな。不思議だ。」と首をかしげたり横に振ったり、なのだった。そんな祖父の口癖が、ふと私の口から出た時があった。数年前に、怖いもの見たさでじゃないけど、近所のまずくて有名だというカレー屋で食事した時のことだ。うわさ通り、本当に、食べられない位まずい。他の食事なら、まだ腕の差で美味しくなったりまずくなったりするだろうけれど、カレーですよ。逆立ちしたって、そうそうまずいものは作れないだろうと思っていたから、これには驚いた。申し訳ないけど。そのとき、心から一体どうしたらこんなまずいカレーが作れるのかしらって思って、言ったのだった。ところが、昨日、自ら本当にまずいカレーを作ってしまったのだ。こんなことがあるなんて!何度も味わったがまずい。カレーなんて、何入れても良いし、逆立ちしたってできるわよ、と侮ったバチか。タマネギ炒めて、余っていたサツマイモをごろごろ入れて、水を入れて煮て、押し豆腐を入れて、レーズンを入れて、最後に辛口ルーを入れた。確かに、今こうして材料書くだけでも、やっぱりまずそう。味見してみると食べれたものじゃなかった。どうしよう。捨ててしまおうかという考えが頭を過ったとき、今度は祖母を思い出した。母がまだ小学校の頃。ある日、学校から帰ると祖母がいつものように優しく迎えてくれたそうだ。「お弁当はどうしたの?全部食べたの?」と聞く祖母に、母が「食べきれなかったから途中で捨ててきた」と答えた。すると、優しい祖母の顔色が変わり、とっても厳しく叱られたという。食べ物を祖末にしてはいけませんと。母によると、祖母が怒ったのは、後にも先にも、これっきりだったそうだ。母は、本当にいけないことをしてしまったんだと深く反省したらしく、その話を思い出した私も、まずいカレーの入ったお鍋を流しにひっくり返せはしなかった。これはなんとかして食べれるカレーにしないと。まずはお豆腐を取り除いた。仕方なくカレー風味の白和え用にした。あとは、豚肉でも入れてみよう。それから、クミン、ターメリック、コリアンダーパウダー、フェンネルシード、クミンシード、などのスパイスを適当に入れた。やっとましな味わいになった。でもいまだに何がいけなかったか、よくわからないままだ。(by Anne)

カレーbefore
BEFORE:大失敗した、まずいカレー。写真を見るだけでもムシャクシャする。とほほ。

カレーafter
AFTER:まずいカレー、改良後。まあ、食べれる。


« ブラッド・ダイヤモンド | トップページ | 若老婆からの果たし状 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: まずいカレーと祖父母の名言:

« ブラッド・ダイヤモンド | トップページ | 若老婆からの果たし状 »