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2007年6月

2007年6月30日 (土)

2007.06.30

雨だし、足の親指ケガしたし。
海の見える茶屋で
日暮れまで静かにsaboriday。
(by Anne)
chaya

2007年6月29日 (金)

共にした眠れぬ夜

とは言え、恋愛話ではありません。「またやちゃった」とは、お酒を飲み過ぎた朝の決まり文句だが、私がそう呟いたのは夜中の3時頃。一昨日の夜も、昨日の夜も、「またやちゃった」だった。犯人はお酒ではなく、本だ。あの、寝る前に読んだらアカンの、森絵都の本。わざわざカバーをかけたままにして目に触れないようにしていたのに、つい手が伸びてしまった。買った本を、読みたくならないようにする、とは不可解な話だが、寝る前ののんびり過ごす一時間に、目に触れてしまってはヤバいからなのだ。先日、『風に舞い上がるビニールシート』が眠れなくなる程、私にとって面白かったから(5月24日参照)、読書家の従姉妹のお誕生日プレゼントにと、本屋に入ると、他の作品も目に入り、「これと、これ、二冊頂いてきます」と、店員に渡した。「こちらは包んで下さい」と『風〜』を、「こちらはこのままで」ともう一冊の作品『いつかパラソルの下で』を、指差した。店員は、「では、こちらの方にはカバーをおかけしますね」と再生紙を折り曲げ始めたのに、この度だけは「けっこうです」と言わなかった。再生紙といえども、過剰包装に私のエコ心が反発して、いつもなら「けっこうです」をやたらキツい口調で罪も無い店員に言ってしまう、感じの悪い客になれなかったのは、これが森絵都の本だったからだ。本の装丁丸出しにして、机の上に置いたら、きっと夜寝る前の、あの、のんびりした時間に手を延ばすに違いないと思ってのこと。過剰包装だけど、眠れぬ夜を過ごす&寝不足の昼間の辛さを免れるのなら、今回はオーケーしよう。その甲斐もなく、二晩連チャンで、「またやちゃった」のだった。やっぱり面白い。文体はするすると私の脳に、何の障害もなく入ってくるし、特に物語の進め方に、夢中になるのだ。恋愛の話かと思ったら、父の一周年の話かと思ったら、母の病気の話かと思ったら、病気じゃない話かと思ったら、実は父に愛人が居たという話かと思ったら、愛人は別の人かと思ったら、父は潔癖だと思ったら、絶倫だったと思ったら…。なんというか、ページを追うごとに裏切られる感じ。私の想像を裏切るから、余計に惹かれる。悪そうな男が優しかったりする時の、ブサイクな男がスマートな行動をした時の、天真爛漫な男が悲しそうな表情をした時の、ギャップにキャーッってホレちゃう女心に近いのかも。寝れなくなる本だから、一昨日も昨日も数十ページでストップし、寝酒に柚子酒を飲んで、ベットに入ってみた。が、アルコール8%の柚子酒程度では眠気も酔い心地もやって来る筈もなく、どうせ寝れない結果だったのだから、一気に読んでしまえば良かったという後悔と共に、布団を蹴ったり抱え込んだり枕をひっくり返したりして気付いた、「またやっちゃった」の夜中の3時頃だったのだ。明日はsaboriday。今晩は読み切ろう。きっと数ヶ月後には、『いつかパラソルの下で』と柚子酒と共に過ごした眠れない三夜を、懐かしいと思うのだろう。(by Anne)

いつかパラソルの下で
『いつかパラソルの下で』。著:森絵都。出版社:角川書店。1400円。もともと児童文学者だったらしい。他の作品も読んでみたい。

2007年6月27日 (水)

似非占い師

「決して信じないでね」と話の腰を折って、私は言う。相手は必ず意表を突かれて「うん」としか答えない。そして、「あなたは何月何日生まれ?」と尋ねるのが、新しく人と知り合う時の、私の儀式となってしまっている。ひどい時は、「あなたが何座だか当てるわ!」なんて、ひとりでクイズをしてみたりもする。まんざら外れなわけでもないのだが、と言うのは大げさだが、とにかく星座占い好きが高じて、水戸黄門みたいにお決まり文句を言うのである。で、相手に頼まれた訳でもないのに、勝手に相手の星座を占って、性格を分析してみて、今の状況を語ってみたりするのだが、わりとみんな私のアホな娯楽に付き合ってくれ、ともすると真剣に聞き耳立てたりするからアブナイ。以前に、うっかり、「うーんと、あなたは芸術的な事を専門にしない方が良いのかもね」なんて偉そうな失言をしたことがあったが、相手の女の子は、翌朝即、大学の造形学部をやめてしまっていた。人の人生を操ってしまったようで、申し訳なかった。おまけに私は占い師では勿論なくて、ただ、趣味で星座占いが好きなだけの、要するに、似非なのだから。とても反省したけど、だからと言って私の楽しみまで削る必要はないだろう。と、いうわけで、「決して信じないでね」の前振りをする。月曜日の夜も、散々語ってきた。その晩は、ワイン学校のクラスメイトのご主人が、なんと、ご自分のフレンチレストランを西麻布にオープンしたので、招いて下さった。他のクラスメイト達も挙って参加したものだから、そして当然のように美味しいワインを振る舞って下さったものだから、大変な騒ぎとなった。私が頂いたワインはCAVA、MACON、CORBIERES、と気取らない泡、白、赤なのに、セレクションが優れているからか、とても美味しかった。私達クラスメイトはみんなガブガブ。おまけにお食事もたくさん頂いた。中でも、ラムチョップは絶品。相当レアなのに、独特の臭みは全くなく、じんわりと旨味が味わえる。しばらくすると、私は知らないうちに「似非の」占いをみんなにしていた。それに便乗するかのように、とてもハキハキしているクラスメイトの女性軍は、私の似非占いの語りに遥かに勝るレベルの洞察力で、「あなたはこうね、ああね、」なんて分析してるから、感心する。少数派のメンズ達はというと、サッパリしていて、そんなおせっかい話を適当に聞いてニコニコしているのだ。ところが、これから結婚するという男の人に、「7月から9月にかけて何かラブなイベントがありそうね」と私が言って、「あなたは5年後、フェロモン系の女の人に気をつけた方がいいわよ」と別の子が言った時に、ちょっと悲しそうな表情をしたのを私は見逃さなかった。ハッピーの頂点にいる彼がしょんぼりするのも当然だろう。でも、すぐに気を取り直していたからホッとした。本当にさっぱりしていて、楽しい仲間なのだ。ちなみに造形学部をやめてしまったという女の子は、今はダンスに専念しているそうだ。結局私の似非占いの、おせっかいなコメントも、幸いなことに誰も気に留めてはいないようだ。(by Anne)

VINOBLE
西麻布のBABBIの裏にオープンした、Restaurant VINOBLE。二階建ての素敵な一軒家に構えた、カジュアル過ぎないビストロ感覚のレストラン。TEL:03-6411-5051

MR.HAMAOKA
オーナーの濱岡さんと美しい奥様。

2007年6月26日 (火)

少女趣味

フランスに移住したばかりの頃、あの『ベルバラ』にハマッて、オスカルとアンドレのカップルに憧れていた。恥ずかしいけど、パリの街中を歩いたり、ヴェルサイユ宮殿を見学したりしながら、ここで、彼らはどんな風に歩いて、どんな会話をしたのだろう、と想像して心をときめかしていたのだ。でも、やっぱり年を重ねて、自分が恋愛をするようになると、人様の恋愛を想像してドキドキしなくなるし、ましてや架空のカップルを想像して何が楽しかったのだろうと思うようになった。小説や映画のストーリーを追ってる時は、夢中になるけど、地下鉄に乗ったりレストランに行ったりしてる時まで、「ここで、あのカップルが居たら…」なんて考えもしない。とこが、大人になっても他人のカップルを想像して心をときめかせたという子がいて、驚いた。他人のカップルとは、他でもない、主人と私だと言うからズッコケた。マジで?なんで?しばらく前に、とてもとても上手く撮れたスナップ写真を友達から受け取ったことがあった。私達は彼女のカメラワークの上手さに感謝して、こんなに良く撮れた写真は早々ないだろうからと、複写して親に送ったり、額に入れたりしたという、お気に入りの写真なのだが、それをその子が見てからだと言う。いくら良く撮れているとはいえ、その子の想像力が膨らむほど「ステキ」と思ってくれたのは、嬉しいというか、ありがたいというか、ガラス玉をダイヤと偽って売りさばいたような、詐欺的行為を計らずも自ら施してしまったような罪悪感を感じるというか。それにしても、不思議だ。「だって、この間も、お台場に行って、『こんなところにあの写真の二人が居たら…』なんて想像したら、キャー!」とか言ってる。そんなにワクワクするかしら?大人になってもこんなに清らかな乙女心を持てるなんて、理解できないけどかわいい子だなあ、と思った。ところが、ふーん、なんて聞いていた私も人事じゃなくなった。良い年して恥ずかしいのだが、日曜日は一日中、人様の架空のカップル姿を想像してときめいてしまったのだ。フランスから、昔憧れていたオリビエが東京に遊びに来ていて、仲間とみんなで会ったのだが、彼がそこにいた私の友達ミチコを気に入ったようだった。彼が彼女にメールアドレスを聞き出した時は、私は心の中で、ゆっぴー、きゃあ、きゃあ、大喜び。なにせミチコは素敵な人で、見てるだけでもうっとりしてしまう位美しいのに、シングルだから、日々勿体ないな、と思っていたからだ。おまけに、昔憧れていたオリビエが、彼女に惹かれてると見て、この人やっぱり素敵な人だわ、と思った。だって、こんなに素敵なミチコを放っておかないんだもの。こんな素敵な二人がカップルになったら、どうしよう!きゃあ、きゃあ!遠距離恋愛かしら?ドラマチックだわ〜!と、いうことで、私の嘗ての少女趣味が甦り、おせっかいにも程があるけど、頭の中で密かにドラマを展開させて、心をときめかせたのであった。あー、やっぱり。私は少女趣味の毛があると、幼馴染みが私を小馬鹿にするのを認めざるを得なくなった。(by Anne)

Lost in Translation
少女趣味も馬鹿にできない。この場合、ガーリーとか、ガーリッシュとかいう言葉の方が適切かも。ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』や『ロスト・イン・トランスレーション』は、大概みんな大好き。これは『ロスト・イン・トランスレーション』のサントラ。そういえば、『マリー・アントワネット』はまだ観ていなかった!

2007年6月23日 (土)

2007.06.23

真夜中過ぎてsaboriday。
無性に飲みたくなったシャンパーニュを、
一杯注いで、栓を忘れて寝て、
悲しいかな、きっともう、気が抜けている。
(by Anne)


Monmarthe
Monmarthe, Premier Cru, RM。ヴィノスやまさき広尾店で購入。三千円代だったと思う。安い!黒葡萄の割合が多いシャンパーニュが好きで、レコルタンを応援したい私にとっては、ちょっと贔屓の一本。


2007年6月22日 (金)

初物浴衣

イタリアから友達が一時帰国していて、今晩は幼馴染みの会だった。今日は梅雨らしくおしとやかな雨だったけど、だから、なに?お構いなしで、風にさらしておいた浴衣に袖を通した。もう六月も半ばを過ぎたから、浴衣を着てもおかしくない時期だろう。とにかくディナーに着て行く服にいつも頭を抱える私は、浴衣のシーズンに救われている。なにせ、どこへ着て行っても大概オーケーだし、みんな喜んでくれるし、と一石二鳥どころか、サマードレスのようにペラッと羽織れば良いわけだからラクチン、ラクチン。先日、フランス人達を迎えた食事会に、キモノ友達が浴衣を着て現れたのが大変好評だったから、私も今日はイタリアからのお友達にこの位気を利かせて出迎えるべきだろう、と。雨なのに。でも、久々に帯をヤの字に結ぶのは、大蛇との戦さながら。約束に30分も遅れて迷惑かける結果となった。(by Anne)

ゆかた
私の誂え浴衣第一号。オーソドックスな総絞り。あまり涼しげじゃないから、6月末と9月初頭に着ている。

2007年6月20日 (水)

車は乗り主に似る?

犬は飼い主に似るとは良く言ったものだ、と道端でつくづく思うことがあるが、車もそうかな。ちょっとニュアンスの違う話だけど、車を取っ替え引っ替えする人は、恋人も取っ替え引っ替えだという。その話が、まんざら嘘ではないと確信したのは、知り合いのナンパな兄ちゃんを見てからだ。あんなに色んな車を乗り回していたのに、結婚してからはずっと同じ車に乗っているから面白い。国産のオンボロバイクにかれこれ十年乗っている別の知り合いは、「良い子だよ、どんなに寒い日でもちゃんとエンジンがかかるんだ」と言っていて、ガールフレンドも、良く知らないが地味だけど聞き分けの良い子とずっと付き合っているのだそうだ。ウチの車は、乗り主に似て、とあんまり大声で言いたくないが、ラテン車らしく性格がやっかいだ。すぐにあちこち壊れて、ピーピーキャーキャー言っている。ちゃんとかわいがってあげないと、機嫌を直して走ってくれない。と、書いたけど、ん?ワタシはそこまでやっかいじゃないゾ。って言うと、誰かサンに「何言ってるんだ」と否定されそうだが。ま、それは置いといて、そんなやっかいな車は、修理屋さんも手こずるらしく、それでみんな諦めて手堅いドイツ車や真面目な日本車に乗り換えるようだ。そんな中で、ウチがしぶとくラテン車に乗ってられるのは、川の向こうのメチャクチャ器用な修理屋のオジサンに面倒を見てもらっているからだ。彼の手にかかれば、どんなやっかいものも綺麗に直るというウワサ通りの技術。何度も分かりづらいクネクネした道を辿ってオジサンの修理工場まで、ウチの車を持って行く。今日はクーラーを直しに。梅雨とは信じがたい晴天が続く中、直ってくれなきゃ困るのだ。とほほ。(by Anne)

修理屋さん
川の向こうの修理屋さん。結構、散らかっている。

ルノー
修理屋さんとこの、半飼い猫。私は勝手にルノー君と呼んでいる。


2007年6月18日 (月)

台風一家/母@東京編

母と妹が同時に来日していると、本当に忙しくなる。人に会う用事は3倍に膨らみ、メールやファックスやその他諸々の事務的な作業も3倍になる。おまけに口の悪い彼女達のイチャモンとバトルしたり、ブラックなユーモアに大笑いしたり。女3人集まれば姦しいとは、まさにこのこと。横でウチの主人はぐったりしている。今日もこれから母の知り合いの人達とディナーだ。妹も一緒だし、大変なお喋りもいらっしゃるから、エネルギーを蓄えておかないとお食事中に負けてしまう。そのためにシャワーを浴びてリフレッシュしたいから、そろそろ準備をしないと。そう思って、ハッとした。そういえば、昨日車の中で母がギャンギャン言っていたな。妹と私に向かって、「あなた達、明日の晩だけど、絶対にお洒落して来ないでよ。お化粧なんか絶対に嫌よ」と。これは、今日会う方々が地味好きだからではない。母が自分の知り合いや友人に私達を会わせる時の、決まり文句なのだ。以前に、あるレセプションパーティーに母と招かれたときは、大騒ぎだった。うっかり私がお化粧をしてドレスを着て行ったからだ。といっても、レセプションパーティーに、ドレスを着てお化粧をして行くのは極当たり前の事で、逆にそういったドレスコードを守らないととんだ常識知らずと恥をかくハメになる。ところが、母にとってはそんな常識はどうでも良い。とにかく娘がお粧しするというのが耐えられないようなのだ。私が着ていたのは淡い藤色のタイトなワンピースで、金銀きらめくようなハデなものではなかったにもかかわらず、私の姿を見るなり母は、血相変えて「なにカーテン引っ掛けてるの!気持ち悪い、早く脱ぎなさい」だった。そんなリアクションには慣れっこだから、私は何とも思わなかったが、ある日やはりどこかおかしいのではないかと思いはじめた。近所のUちゃんを尋ねるとかわいくお洒落してるので、「どうしたの?」ときいたら、「これからお母さんとランチだから。綺麗にして行くと喜ぶの」と答えた。仲良しのKちゃんは、洋服選びをお母さんとするらしい。お母さんにたくさん試着をさせられて、本人はかなり疲れるらしいが、「親孝行だと思ってるの」と言っている。この間は、伯母が従姉妹に数万円を渡し、「これで少し綺麗なお洋服を買ってらっしゃい」だった。普通母とはそういうものではないか?娘が綺麗にして喜ばない筈がない。だが、ウチは違う。なので、さあ、何を着て行こう。いくら大したお洒落ができない私と言えども、お洒落をしない格好を考えるのは難しい。Kちゃんに「良いわね、ウチの母なんか…」と話したら、「嫉妬しているんじゃないの?」と言う。もしかして…?そう解釈しても辻褄が合わないわけではない。なぜなら、私達に「お洒落して来ないでよ」と言っておきながら、自分は、アイラインバッチリのフルメイクに指輪&腕輪&首輪のジャラジャラ三拍子。いつも恐ろしい位お洒落をしているのだから。
母の名誉にかけて追伸、彼女のその態度には、恐らく「子供がお化粧してお粧しするのは変だ」という考えがあるからだろう。だけど、妹も私も、もはや5歳児ではない。遥か昔に二十歳を迎え、妹も先日30代の仲間入り。どう考えても、大人だ。でも母親にとってはいつまでも子供なのかなあ。仕方ない。今晩はスッピンで出掛けよう。(by Anne)

サボン
母のフランス土産。ロジェエギャレの石鹸。とても良い香り。


2007年6月17日 (日)

2007.06.17

ワインスクールのクラスメイトがお嫁さん。
結婚式、披露宴、二次会、三次会、etc...、
気がついたら朝になっていたsaboriday。
(by Anne)
Nicolas Feuillatte
さすがシャンパーニュ好きのお嫁さん。Nicolas Feuillatteをたくさん用意してくれていた。

おいしい

2007年6月14日 (木)

マクロビ、新たな挑戦

来日中の妹に食事を出す。彼女も食いしん坊だから、私のレシピに色々なコメントをしてくるわけだけど、とりわけ私がマクロビオティックの話をすると、彼女特有の表情をする。眉間に皺をよせて、片目を見開いて、もう片目を細くするといった表情。来たぞ、来たぞ、と私は批判される心の準備をして、なあに?と聞く。まるで私が宗教にハマッて頭が可笑しくなってるかのように、「アンヌ、大丈夫?」と聞くのだ。私は一生懸命説明を試みたが、一度や二度で説得できる筈もなく、彼女はプププとバカにするように笑って話にピリオドを打つだけ。それでも私はマクロビ食を彼女に出し続ける。今日も、めげずにマクロビオティックのお料理教室に行ってきた。今日はベーシック1のコースの、実技の方の最終回。メニューは、ペンネのクリームソース、ミネストローネ、蒸した白身魚の豆腐マヨネーズソース、海藻サラダ、それに人参とあんずのクスクスケーキだった。調理時間も長かったけれど、ボリュームも半端じゃなく、2人前位の量ができた。お教室で作るとかなり量が多くなるので、いつもならタッパーに入れて半分は持ってかえるのだけれど、今日は完食してしまった。そのくらい美味しかった。特にペンネとデザート。ペンネの方は、勿論牛乳から作るクリームソースではないし、ブイヨンみたいなものは入らないのに、野菜と全粒ペンネの甘みが、豆乳と葛で作るソースとよくマッチして、優しい味わいだけど食べごたえのあるものに仕上がっていた。そしてデザート。とにかくマクロビ・デザートが好きな私は、今日のクスクスケーキにも感動したのだ。ケーキなのにオーブンに入れる必要もなく、パッパッと作れる。干しあんずを混ぜたクスクスを、人参ジュースで5分ほど煮る。アーモンドを混ぜて、型に移し、冷やすだけ!あと、最後にあんずジャムを塗る。煮る時に、お塩(天然の)を少し加えるのは、マクロビ風で、これは、フルーツが酸性なのに対して、アルカリ性のものを加えてバランスをとるため。一般的にお酒飲みがデザートに興味ないのは、極陰性のアルコールを摂取しているから、同じようにお砂糖を使ったデザートのような極陰性のものは欲しくなくなるのだ。要するに体が陰性に傾きすぎるから、自然とそうなる。だから、たくさんお酒を飲むと、お肉のような極陽性のものが食べたくなるのだ。人間の体って、本当にすごいな、と思う。で、私は、お酒を飲むから、お砂糖を使ったデザートはいらないけれど(ん?昨日はホワイトチョコが好きと言ったなー。チョコはたまに、です)、クスクスや全粒粉などを使った、ドライフルーツの甘みだけのデザートは比較的中庸(より陽性に近い)だから、拒絶しないで、美味しく頂けるのだと思う。今後の挑戦としては、色々なレシピにトライすることも然る事ながら、あの、メチャクチャ懐疑主義な妹にどうやってマクロビを理解させるかだわ。(by Anne)

クスクスケーキ
これがクスクスケーキ。

2007年6月13日 (水)

台風一家/妹@北海道編

こんなタイトルをつけたら、主人が喜びそうだ。ヘンテコリンな格好でしばしば私に「ダサイ」とダメだしされているものだから、ここぞとばかりに、そして思う存分私に仕返しができると。「ダッセー。台風一家なんていう語呂合わせなんて、オヤジギャグ以下だ」って言うだろう。でもいくらそう言われようと、他に言葉が浮かばない。とにかく、私達親子女三人が集まると、台風のように騒々しくて、メチャクチャで、平穏な空気が乱れるようなのだから。先日からウチはそんな騒動だ。またもや母と妹がパリからやって来たから。妹の方は、北海道と新潟で仕事をした帰りに東京に寄ったのだ。仕事って?と聞かれる度に彼女はこう答える。「建築における文化人類学の研究のアシスタントで、フランスと日本の農村住宅の変貌、及び時の空間がテーマなの」と。まるで呪文のような言葉。意味が伝わらず、ポカーッと口を開けたまんまの相手に説明する。「建築は機能を配置する空間の組み合わせだって言われているけど、私の先生は、機能じゃなくて、時を空間化してるのではないか、って考えなの。家の中で居る場所が時間によって違うから。例えば、朝は寝室。夕方は台所。昼間は居間、夜はお風呂場、とかいったようにね。自分の時間は寝室、家族の時間は居間、先祖との時間は仏間、とかね。そんな研究のアシスタントをしているの」。私もやっと昨日彼女の仕事の内容をうっすらと理解し始めた。その研究をするために、北海道のド田舎の古い農家にお邪魔して、そこに一人で暮すおばあさんと二週間生活を共にしてきたらしい。「でね、面白い事があったの」と彼女は言う。「私達って、ちょっと田舎行くと、外人だぁ〜ってジーッて見られるじゃない?」妹は私よりもずっとガイジン顔だから、よけい今までジロジロ見られてきたのだろう。ところが、北海道だったらもっと田舎だろうから、もっとジロジロ見られるだろうと思っていたら、それが全くなかったそうだ。農家のおばあさんと二人で市場や役場に行くと、ジロジロ見られないどころか、ガイジン顔の彼女を差して、みんな「お孫さんかい?」と聞いてくるらしい。一般的に田舎の方が都会より封建的なのは良く知られている。だから、ガイジンを親戚に持つなんてことは、少なくとも一番先に頭に浮かぶ筈はないだろう。ところが北海道の田舎のド真ん中では、「お孫さんかい?」なのだ。しかもおばあさんは、「黒人の人も、白人の人も、もう今はいろんな人が混ざりあわなきゃあいけない」などと、とても八十歳とは思えない進歩的な事を言ったりするそうだ。そもそも北海道は移民の地。いろいろな人が共同生活を強いられた地だから、よそものだとか、っていう考え方がないのよ、と妹は分析する。ふーん。じゃあ、アメリカは?同じ移民の地なのに、人種差別は強いよね。(by Anne)

チョコ
お土産にもらった六花亭のチョコ。北海道の定番だ。なんと言っても私はこのホワイトチョコが好き(写真中央)。

2007年6月11日 (月)

ピンボケな日

ジャンクフードやファーストフードが嫌いと言っても、例外もある。カフェオレとサンドイッチのランチをしたい時もあるのだ。けれどオーダーカウンターに並ぶ冷たいサンドイッチは、その名の通りこっちの気持ちも冷めてしまう。セガフレードのパニーニを思い浮かべ、温かさを求めて赤い看板を探し、オーダーの際の「パニーニはどれにされますか?」という質問に、しばらく悩んだあげく毎度同じ「カプレーゼで」というセリフを言っている。それだけにけっこう気に入っているものだから、おまけにホットサンドに執着しているものだから、たまに焼きが甘かったりすると、大変苦労する。相手に「もう少し焼いて下さい」とお願いすることにではなく、頭に血が上ってカッとなっている気持ちを冷ますのに、なのだ。そういう時はなおさら少しなまぬるいパニーニを食べた方が良いのかもしれない。もう一つは、ドトールのベーグルサンド。これもホットサンドだ。でも、私のお気に入りのサーモンベーグルサンドが、あるときから姿を暗ました。もう二度とメニューに並ぶことはなく、かぶりつくこともないのだ、とがっかりしてから随分と日が経った頃(わりと最近)、私はまたドトールの店頭に大きくサーモンベーグルサンドの写真を見た。ゆっぴー、戻ってきた!と、大喜びで早速食べに入った。超ヘルシーなマクロビオティックのお料理教室の帰りに、ウシシ、ファーストフードで不良。オーダーカウンターで順番を待ち、「お次ぎのお客様」と呼ばれて、心は最大級に弾んだ。なんて喜ばしいのだろう。この名前を言えるなんて。「サーモンベーグルひとつ!」それにソイラテをたのんだ。「あ、それと...」。いつかのパニーニのように生温いサンドが出て来て、この至福の時を台無しにされてはたまったモンじゃないと思って、慌てて言った。「ベーグルサンドのパンは良く良く温めて頂けますか?」すると目の前の黒々とした髪に青白い顔をした青年はきょとんとしている。私は自分がヘンな日本語を使ったかと思って、今度は別の言い方をしてみた。「ベーグルサンドのパンなんですけど、良ーく焼いて頂けますか?」目の前の青年は、「あー」だとか、「うー」だとか言っている。すると奥から少し年配の男が出て来た。彼は「はい、分かりました」と力強い返答をして、青年に目配せしてまた引っ込んだ。目の前の青年は、急に我に返ったかのようにハッとして、そして私にこう言った。「ベーグルサンドのサーモンの方も良ーく焼いた方が良いですか?」私は、そのトンチンカンな質問に、うっかり「はい」と答えそうになっていた。サーモンベーグルサンドの食べたさにイカれてしまったのか、その青年も私も、どこかピンボケしていたようだ。これはいけない、とドトールが思ったかのように、サーモンベーグルは瞬く間にまた、姿を消してしまった。(by Anne)

パニーニ
食べるのが先行してしまい、写真撮った頃にはほぼ食べ終わっていた。

2007年6月 9日 (土)

2007.06.09

ウチのオンボロ洗濯機にも
とうとう訪れたsaboriday。
明日は動いてくれるかな?

コインランドリー

2007年6月 8日 (金)

セカンドライフ、内なる帝国

もう一つ、『インランド・エンパイア』(デイヴィッド・リンチの新作。6月6日参照)を観て思ったこと。
今流行ってるらしい『セカンドライフ』をトライしたことありますか?ネット上でもう一人の自分を造って、好きな容姿を選択し、好きな服を着せて、世界中どこでも好きな所に行けるのだ。パリ、ロンドン、ニューヨークはもとより、六本木ヒルズや銀座の街中、官能的なプライペートビーチや踊りまくるためのクラブ、などなど。ありとあらゆるスペースがあって、つい最近のフランス大統領選では『セカンドライフ』上で、各候補者が選挙運動実施のスペースを設けていた、なんてこともあった。それぞれの場所には、どこのだれが操作しているのかわからない、ネット上のアイデンティティーを持った人々がいて、その人たちとチャットすることができるし、お金をためて何かを売買したりもできる。私は少し覗いただけだけど、ウチのパソコンの容量が小さいせいでスムーズに動かせなかったというもどかしさ以上に、続ける意味が見えない程の退屈さを感じた。何が面白いんだろう?楽しみといえば、憧れの人物のようになれる、現実ではできないことができる、といった夢がみれるといったところか?情報交換ぐらいなら、なにも『セカンドライフ』しなくてもいいだろうし。でも、いくら動かしている人が、ネット上にもう一つの人生を作ったとしても、本当にもう一つの人生になるだろうか?人の心が一つである限り、ネット上の人物も自分自身でしかない。人は色んな人生を夢みたり、今までの自分とは違うことをしてみたり、アイデンティティーを見失ったりする。『インランド・エンパイア』のローラ・ダーン扮するスーザン(またはニッキー)もまた。だけど、どんな場所にワープしようと誰になろうと、彼女の心は、やはり一つでしかないのだ。そう思ったら、人間の心の尊さをものすごく感じて、なんて気高い作品なんだろう、と心打たれてしまったのだった!そうだった、そうだった!私がリンチの映画が好きなのは、その気高さゆえなんだった。(by Anne)

内なる帝国
『インランド・エンパイア』(7月恵比寿ガーデンシネマにて公開)。女優ニッキーは『暗い明日の空の上で』という映画に出演することになる。ところが、共演者との不倫が発覚すると、自分と映画の中の主人公スーザンとを混同し始める。それから、過去の時分とであったり、映画の中の登場人物達と出会ったりする。彼女はロサンゼルス、「インランド・エンパイア」とう名の町、そしてポーランドへワープする。全ては、彼女のひとつの心の内。内なる帝国(インランド・エンパイア)だ。

2007年6月 6日 (水)

真夏の夜の夢、のまた夢の夜

ファックスを初めて見たときの事を思い出した。自由が丘の塾で。ジーという音と共に文字の書かれた文章が機会の口から出て来た。受付の女の人がその用紙を手に取り、「不思議でしょう?これ、今都立大学から送られてきたのよ。」姉妹塾のことだ。一体、一枚の紙に書かれているものが、どうやってこっちに一瞬で届くのだろう?でも、そんな疑問はもはや持たない。当然のように毎日ファックスを送り、受信する。テレビをつければ、目の前に、どこか別の空間で行動している人が見える。画面の裏にたくさんの小人が居るわけではない。スカイプを立ち上げれば、地球の裏側にいる人と、まるで目の前にいるかのように自然に、他愛もない会話がでるし、同時に相手を画面で眺めることもできる。昔、テレビ電話なんて、夢のまた夢よね、と憧れて終わるかと思っていたのが現実になっている。どんなにロジカルに考えたとしてもあり得ないはずのことが、時が経つとあり得ることになるのだ。ロジックとは、時代によって少しずつ変わる物なのかもしれない、なんて言ったら、デカルトは腰を抜かすかな?未来は、もしかしたら全く違ったロジックでものを考えるようになるのかもしれない。デイヴィッド・リンチの新作(!)『インランド・エンパイア』は、そんな予感がする作品だった。「ありえない」とされているストーリーの展開、何かがズレているような会話、主人公が全く別の人になっている異様さ。でも、いつの間にか、特に今までリンチの作品に一度でも魅了された人ならば必ず、ミステリアスなこの世界に崇高なものを感じて、訳の分からないまま引き込まれてゆく。夢のまた夢のような魅力に。ワインは、ビオディナミを是非。真夏の妖艶な夜に、ロジックではありえない造り方をしているワインの、独特な味わいを楽しんでみたい。畑に水晶をばらまくこともあるのだそうだから!(by Anne)

インランド・エンパイア
『インランド・エンパイア』。監督:デイヴィッド・リンチ。7月恵比寿カーデンシネマにて公開。同時期にアニエス・ベーによる『インランド・エンパイア写真展』も、青山店にて開催される。配給:角川映画。

ドメーヌ・ニヴェ・ガリニエ
『ドメーヌ・ニヴェ・ガリニエ 2003』。ヴィノスやまざき渋谷店にて2880円。ビオディナミのワインは独特の香りと味わいがあるけれど、これは南仏のものだから比較的まろやかで飲みやすい。左下にはちゃんとエコマークが。

2007年6月 5日 (火)

冷却料理

昨日は本当に暑かった。とにかくトマト、きゅうり、アボカドが食べたくなって、作ったサラダ。マクロビ的にはかなり陰性の食べ物で、暑い日には体の熱を外に出す働きをしてくれるものだから、食べたくなって当然だと思った。トマトときゅうりを適当な大きさに切って、アボカドも大きめのサイコロ状に切って、茶色くならないように少々のレモン汁をしぼって、塩胡椒を加えただけ。なんてことない。アボカドを使うと、油分は十分でドレッシングがいらない。マヨネーズもいらない。このごろ料理にたくさんの調味料を使わなくなったなあ、と思いながら作った。主食には玄米に麦を少し混ぜた。お味噌汁は、麦味噌に白味噌を少し混ぜて作った。麦もやや陰性のものだから、体内の熱を外に出して、体を冷やしてくれる。自分の体のコンディションに耳を傾ければ、自然と今必要なものを食べたくなるものだとつくづく感じたわけです。マクロビの先生によると、トマトはかなり陰性のものだから、食べ過ぎると、もちろん冷え性には良くないし、妊婦さんとかだと流産することもあるのだとか。(by Anne)

アボガドサラダ

2007年6月 2日 (土)

2007.06.02

峠の茶屋で美味しいお蕎麦。
女将さんもsaboridayかな?
横着乱切りとろろ。
(by Anne)


とろろ蕎麦

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