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2007年9月14日 (金)

幽霊が見たければ

先日受けたマクロビオティックの講義のテーマは、お砂糖と甘み。マクロビオティックでは、動物性の食品は取らない方が良いと勧められる程度で、体質や必要に応じては取ってもかまわないことになっている。厳密に言えば、マクロビストの間でも考え方は区々で、絶対にダメって言ってる人もいるだろうけど、私が通っているお教室の考え方はわりとフレキシブルだ。そもそも宗教じゃないんだから、これもダメ、あれもダメ、って戒律を作るのはおかしいと思う。だけど、唯一、絶対ダメって食品がある。それが白いお砂糖。百害あって一利無しと。甘みに関しては結構注意事項がたくさんあって、サトウキビから作られるものは、たとえ黒砂糖であっても、ダメ。蜂蜜も、大抵の養蜂場では蜂に砂糖水を飲ませているから、ダメ。自然に花から蜜を集めてくる蜂から作った蜂蜜は値段もかなり高いのだそうだ。(それなら食べてOKってことかな?質問し忘れた!)で、なぜ砂糖がダメなのか。歴史的にみて、長い間大多数の人間は砂糖の存在さえ知らないでいたという。今では甘味料としてあらゆる食品に含まれているけれど、それも極最近のこと。20世紀に入ってからだそう。それ以前は、例えばヨーロッパなら伝統的にドライフルーツ、砂糖の入っていないジャム、麦飴を使ってデザートを作っていたそうだし、日本なら自然な甘みを穀物や豆、米飴や甘酒から取っていたわけだ。サトウキビはもともと東南アジアが原産地で、後にインド&アラブ諸国を渡って、中世のヨーロッパに入ってきた。けれど、砂糖が体に与える刺激がとても強かったため、当時は劇薬扱いで、薬局の奥の方に鍵をかけて保管されていたものだったそうだ。そして大航海時代になると、アメリカ大陸の広大な土地がサトウキビ栽培に適していたため、大量生産され、当然お金もうけのため、イギリスを始めとするヨーロッパに大量に輸出して、あのうっとりするようなデザート各種が作られるようになったのだ。それが17世紀から19世紀。そこで私は思った。今みたいに一般的に砂糖が浸透していない時代に、急に人々がこうしたデザートを口にしたら、どんなことが起こっただろう?あの、中世では劇薬とされていたものを突然口にするようになったら?そこで、ふと、ある話を思い出した。幼馴染みの『社長君』が、イギリスでなぜ幽霊話が多いか知ってるか?と教えてくれたことだが、あまりの早口で実はなんとなくしか理解していない。こんな話だったような。昔からイギリスの人々が沢山の幽霊を見たから、幽霊話が多い。ではなぜ、例えばフランス人ではなくイギリス人が、多くの幽霊を見たか?昔、まだ食料品を保存する冷蔵庫なんてない頃、雨量と湿気の多いイギリスでは、食べ物に色々な菌が繁殖していたに違いない。まだロウソクの時代だから、室内の照明が明るいわけでもなく、自分が食べているものをじっくり観察できる状況ではないわけだから、気にもせず沢山の菌を日々口にしていただろう。その菌の内の何種類かが幻覚作用をもたらしたのではないか、それで幽霊を沢山みたのではないか。という説を、砂糖の講義の最中に思い出して、ひょっとしたら、それは菌のせいではなく、砂糖のせいではなかろうか、と考えた。しかもイギリスなんて普通のお食事よりもティータイム重視。17世紀から19世紀の大貴族達は、午後の半分をお砂糖の甘ーいデザートやボンボンを摘んで過ごしていただろう。代々食べ慣れてきたものではない、劇薬とされていた、お砂糖を一気に大量に摂取したわけだ。だから、大貴族たちは、自分たちの城に鎧姿の幽霊を見たに違いない!と、いうことは、例えば完全マクロビ食に徹して20年や30年を過ごした後のある日、いきなり白いお砂糖をバクバク食べたら、もしかしたら幽霊にお目にかかれるかもしれないぞ。でもそこまでして見てみたいかな?いずれにしても霊といものは存在しない、という仮説に基づいての想像だが。(by Anne)

プラムジャム
オーガニック・デリバリからたくさんプラムが届いた。外は深い紫色。中は透き通った緑色。生で食べてもあまり魅力を感じなかったので、ジャムにしてみた。お砂糖は使っていません。甜菜糖と米飴少々、それにレモン汁を切ったプラムにからめて、一時間置いておく。それからグツグツ煮込んでできあがり。紫色の部分と緑色の部分がそれぞれ照り始めた時が見た目には一番奇麗だった。ジャムになる頃にはベタッとした紫色一色。

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