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2007年10月30日 (火)

酒の味

ワイン、ワイン、ワイン、ワイン、たまに少しだけビール、という私。しかし昨日は日本酒を飲んだ。先日、ピンポーンとベルが鳴り、出ると黒猫だと言う。ドアを開けると日本酒を差し出された。クール宅急便だ。それは高知県佐川町から、「里便りです」と、ウチの菩提寺の和尚様が届けて下さった司牡丹のお酒。『深尾』という銘柄のものだ。この純米大吟醸原酒は、司牡丹の最高ランクのお酒のさらに最高の部分だけを取って、最高の貯蔵法を施し、一本一本おり引きを行なった、究極のお酒、という代物なのだ。日本酒に関して詳しくはないけれど、冷やして頂くと、洋梨のような香りがポワンと繊細に口の中に広がって、うっかり2〜3合飲んでしまう位、美味しいのだ。和尚様が、このお酒をこうして「里便り」と届けて下さるのには、訳がある。関ヶ原の戦いの勲功ということで、山内一豊から、恐れ多くもウチの先祖が佐川領一万石を預かったそうだ。それが深尾和泉守重良という人で、私の曾×13祖父にあたる。この人のお抱え酒屋が、司牡丹の遠祖にあたるそうで、「深尾」の名を冠してこのお酒を造ったそうなのだ。今回母が、日本に来ているということもあっての黒猫便。先祖を讃えた乾杯の意味も含めて和尚様がこうして末裔に届けて下さるお気遣いは、味わえる喜びも当然伴って、嬉しいばかりだ。うっしっし。ところで、この黒猫便におまけが入っていた。同じく司牡丹の純米大吟醸だが、「槽掛け雫酒」というものも数本!パッケージングで味の善し悪しを、味わう前から推測してしまう悪い癖から、銀色の箱を見るなり、早速「美味しそう」と呟いた。しまった!と思った。先入観が入るとちゃんと味をジャッジできなくなるかもしれない。その日は頂かないで、先入観が消える頃を待つことにした。3日ほど冷蔵庫で眠らせて、昨日、そういえば、と思い出して味わってみた。これはこれは!とろーりとしたビロードのようなティスト。ワインの酸味と渋味に慣れっこになっている私には、まるで、といっても経験はないが、ふわふわの雲の上に横たわるような感じだった?!本当は母宛だったのだけど、私にこっそり「適当に言い訳をして」好きなだけ取って、と和尚様がおっしゃって下さったのを真に受けて、全部頂いてしまおうと本気で思った。母は飲めないから、人に差し上げる分を除いた、全部を。しかし、そうだった。私以上のお酒好きが、日曜日、東京に到着するんだった。儘父の喜ぶ顔を思い浮かべると、独り占めは到底できない。(by Anne)
槽掛け雫酒

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