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2008年3月12日 (水)

私の耳はダンボの耳/その1

『耳をダンボにして』という表現は普通に通用するのだろうか?これって私特有の表現だろうか?とにかく、良く言えば上品な、と言って肯定したい、福耳とはほど遠い私の耳が、ダンボの耳のように大きくなる時がある。1人で外でお茶をしている時など、ふと隣の人の会話が耳に入ってきてしまうのは、きっと私だけでないと思う。盗聴するつもりは勿論ないが、会話がなんとなく耳に入って来くると、人はいったいどんな意見や考えをもっているのだろうかという興味本位から、ついつい耳を峙ててしまうこともある。盗み聞き。と言ってしまうと、とっても悪いことをしているような気がする。反省するべきなのか悩むところだ。
先日午前中に少しヘコむ事があったので、気分転換のつもりでランチに元気の出る鰻を食べに行った。まったくもってやる気のない鰻屋に。いつも暖簾をくぐって入ると面倒くさそうな顔をされる所だ。満席の時も、待てとは言わず帰らすし、明らかに満席でない時も満席だと言って断わるし。座っているお客さんの方から相席を勧められて、やっと入れてもらえるといった、商売っけのない地味な店だ。しかし私はここの鰻じゃないと食べられない、と言うくらい気に入っている。鰻の好みの話を昔友達として、それぞれ違うものなんだと知って驚いたことがあった。私は、といえば、周りがカリッと上手い具合に焦げていて、後の部分はふっくらジューシーの鰻に、タレが最小限の量かかっていて、そして上から山椒を山盛りかけて、舌が少々しびれるくらいで頂くのが好みだ。
長い間待って、丁度、私が鰻に箸を付けようとした時。ガラガラと戸が開き、50代ぐらいの、恐らく主婦と思われる3人がお喋りしながら入ってきた。案の状、お店のおかみさんは「今、いっぱいで…」と断ろうとしている。私の後ろに居た客は今帰ったばかり。4人掛けのテーブル席は食器を片付ければ座れる筈だ。1人がそのテーブルを指すと、おかみさんは渋々案内した。1人が、また先ほどの話の続きをするかのように、「でもさぁ、ほら、あの人は鰻好きじゃないから…」と言った。すると他の2人が頷こうとする間もなく、おかみさんは、しめた、と思ったのか、「鰻がお好きでない方がいらっしゃるなら、うちでは…」と断ろうとした。慌てて別の1人が「いえいえ、今は来ない他の人の話をしてたんです」と説明して、3人組はやっとこさ席に着けたのだった。つづく。(by Anne)

鰻
商売っけのないおかみさんと3人組に気を取られていた私は、写真を撮るのをすっかり忘れていた。食べかけの鰻。相変わらず私好み。早く続きが食べたいあまりに、写真が変でも撮り直さないことにした。ご勘弁を。

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