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2008年4月 4日 (金)

Paris/Tokyo間iPhotoリポート

ミケランジェロ・アントニオーニの映画で『欲望(Blow-up)』というのがあった。ロンドンのファッションシーンを舞台にした、サスペンス映画だ。売れっ子カメラマンがある日公園を散歩していると、遠くに素敵な女性がいることに気付く。職業的な衝動から、なにげなく彼女を追うようにシャッターを切る。しかし、その写真を後で現像し、引き延ばすと、そこにはある殺人事件の秘密が隠されていた…。というような話。カメラやビデオが押さえた映像を、ズームしたり、巻き戻して繰り返し見たり、スローモーションで見たりすることで、事件の真相が明らかになる、といったパターンの映画が、66年の『欲望(Blow-up)』を筆頭に以後、特に80〜90年代とても増えたと思う。さっきiPhotoで写真を見ていて、ふとそんな事を思い出した。というのも、私のiPhotoには、私が撮った写真だけでなく、人から送られて来た写真も、なんでもかんでもミックスされていて、きれいにファイル別に保存しない無精が、思わぬ発見につながったのだった。人が送ってきてくれた写真もiPhotoに入れると、自動的にその写真が撮られた日時順に並べられる。例えば、昨年の8月26日に友達が撮った写真が今日送られてきたとしよう。だけど、iPhotoに取り込んだ段階で、私が昨年の8月26日に撮った写真の間に混ざって、自動的に並べられるのだ。おまけに時間によっても順付けられる。先日母が送って来たチビ猫2匹の写真は、みごとに1月30日、私が恵比寿のKIORAで撮った写真の間に入っている。ということは、1月30日、東京で私が美味しいイタリアンで鹿肉をほおばり、デザートワインを試飲していた同じ時間に、パリで母は、私に送るためにセッセと子猫達の写真を撮っていたのだった。(時差があるから、まったく同じタイミングで、という話ではないが)。たかが子猫の写真なのに、「いつなんじどこでだれがなにをしたか」という情報まで伝わってしまうとは!プライバシーの境界線は消えつつあるのかと思うと、恐ろしい。(by Anne)


Paristokyo1
パリで。話し込んでる最中、子猫は作家の背中に潜り込む。

Paristokyo2
その間東京で、私は鹿肉を食べる。

Paristokyo3
スパイシーな赤と共に。

Paristokyo5
食後には甘口ワインを数本ティステイング。

Paristokyo6
どれもイタリアのもので、珍しいものばかり。

Paristokyo7
シチリアのものが印象的だった。

Paristokyo8
パリでは本棚の陰で、子猫2匹がじゃれあう。

Paristokyo10
そして1匹は作家の膝枕で休憩。

Paristokyo11
するともう1匹やってきて、2匹仲良く作家に膝枕。
東京の私に酔いが回ってきた頃…。
(本当は時差があります)

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