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2008年5月 8日 (木)

嫌酒家への果たし状

GW中、東京から友達が挙って軽井沢に来ていたので、夕食後ちょっと会いましょう、ということになった。昔からみんなが集まるカフェバーに20時半頃行くと、すでにみんな集まっていた。カフェオレだとか紅茶だとか飲んでいる。カフェというよりバーのイメージが強い私は、というより、ワインが好きな私は、躊躇せず白ワインを頼んだ。するとほんの少し、「ったく、KY(今ハヤリの空気読めない)なんだから」という視線が向けられている気がした。そういえば、友達のうちのひとりは、お酒を飲む人の事を軽蔑する傾向にあることを思い出した。嫌煙家というのは聞いたことはあるが、改めて嫌酒家が存在することに驚いた。しかも私の目の前に。よくぞ私と一緒に何度もディナーができたなあ、と関心する。ワインを嗜むことの罪悪感を、逆立ちしても抱けない私は、「フン!」とムキになって、ちょっと挑発してみようと、果たし状を送るべく、こう言った。「この間、従姉と2人でマグナムボトル1本空けちゃった!」。この発言をワインスクールの旧クラスメイト達に言ったとしても、暖簾に腕押し。ひとりワイン1本ぐらいあっという間に飲んでしまう彼らは、「それがどうした?」レベルの無関心な返事しか返せないだろう。マグナムボトルとは通常のワインボトル2本分だから。ところが、嫌酒家はまるでアル中の廃人を見るような目で私を見て、「ヤバイよ、それ」と言った。どうやらショックを受けたようだった。しめしめ。私は、勝利の旗を掲げたいと思った。しめしめ。おまけに飲んだのは、『Ch. Mouton Baronne Philippe 1981』。昔のch. d'Armailhacだ。超美味しかったんだから!
実はこれ、ウツボを食べる時に従姉と開けて、空けたワインだった。土佐の珍味だから、土佐のお酒をと思い、ウチの倉庫をひっかきまわしてみたが断念した。和尚様が以前に送ってくださった、司牡丹の『深尾』がまだあると思ったのに。そこで、結婚祝いで人から頂いたこのマグナムボトルを出したわけだ。ボルドーワインと八つ目鰻は合うそうだ。ウツボもイケるだろう。そう思って。でも実のところ、ウツボは日本酒が一番合うだろうし、白ワインだったらソーヴィニョン・ブラン系のものが合うだろうという結論に達した。そしてワインは食後にゆっくり楽しんだのだった。それにしても、この『Ch. Mouton Baronne Philippe 1981』、グラスに注いだ途端に、はっきりとした、カシスリキュールの香りが食卓に充満した!81年なのに元気ハツラツ。それでも味わいはまろやかで、舌がビロードに包まれるよう。ああ、そうだ、カシスとは、こんな香りだったわね、と再確認したのである。(by Anne)

ダルマイヤック81
旧Ch. d'Armailhacの『Ch. Mouton Baronne Philippe 1981』。ボルドー格付けは5級。ウチの結婚祝いに頂いたものだから、主人も少し飲んだが、あとは全部酒豪の従姉と私で飲み干した。酒豪とはいえ、従姉は最後、同じ話を3回繰り返していた。

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