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2008年7月29日 (火)

下田珍道中/その1

海の日の頃を狙って下田の海に泳ぎに行くのは恒例となっている。泳ぎにというよりは、浮きに、といったほうが適切だろう。とはいえ、夏期の休日といえば軽井沢で木こりばかりしている私達にとって、張り切って下田で海坊主もどきをしても、生っ白い肌じゃ格好もつかないのが口惜しいところだけれど、日本とは思えないエメラルドグリ−ンの海を目の前にすると、なんだかいろんなことがどうでも良くなってくる。東京からは少し距離があるが、その美しさと開放感のためだったら、4時間ぐらいの運転もたいしたことはなく、毎年飽きもせずに遊びに行っている。とはいえ、下田を熟知しているとは言いがたい。毎回同じ行動パターンを繰り返しているだけだから。
朝早く東京を発ち、10時ぐらいに親戚の小屋に到着。それから、毎回同じビーチへ向かい、パラソルを立てて一寝入り。暑さで目が覚めて、海に入り、しばらく波乗りをすると、丁度ランチタイム。近くの洋風海の家でクラブサンドやカレーを食べて、またビーチへ。人が少なくなる夕方までのんびり過ごした後、いつもの温泉へ向かう。その後は、いつもの定食屋で夕食。二泊する時はいつものお寿司屋さんにも顔を出す。そしてスーパーでワインを買って小屋に戻り、みんなで飲んで、おやすみなさいだ。未だかつてこのスケジュールに狂いが生じたことはない。
ところが、先日は最初っから変だった。3人で行く筈が4人になり、それが5人になったことから始まった。そこまでは、よくあること。しかし1人が、前乗りするかもしれない、レンタカーをするかもしれないと言い出して、出発当日になっても一体何人がウチの車に乗るのか分からなかった。結局、レンタカーを手配するにはトゥーレイト。ギリギリになって予定通り5人車に乗っての出発となった。食に対する拘りは到底譲れはしない私たちだが、その晩に限って、先を急ぐためにファミレスで済ませたのも今となっては珍行動だ。それでも東名を下りて、小田厚から西湘バイパスを抜けるまではスムーズだった。しかし真鶴に着いた頃、いきなり車がピーピー騒ぎだし、STOPしろという。具合が悪いらしい。その後もちょっと動かすとピーピー言う。高速が通っていないド田舎で、深夜営業のガソリンスタンドを見つけるまで相当時間がかかった。やっと見つけたと思ったら、石油代高騰のしわ寄せで深夜は無人営業となっていた。車を点検してもらえない。仕方なく、休ませては動かし、ピーピー言われては休ませと、騙し騙しでなんとか下田に辿り着けた。予定到着時刻を遥かに過ぎた、深夜2時。眠い。とにかく車のことは明日考えよう、とスカーレット・オハラさながらその日は寝たのだった。翌日は、嬉しいことに快晴だった。一刻も早くビーチへ行こうと、車の点検は後回しにした。朝食は下田駅前のマック。仕事で忙しい時、マックのバーガーを齧るという主人を白い目で見ていた私も、いつの間にか最近は「じゃ、マック行こう!」と提案するようになった。100円コーヒーが驚くほど美味しい。すると目の前を東京のご近所さんが通った。なんでまたこんなところに!大騒ぎで挨拶をした後、別のビーチに急ぐ彼らに手を振って、私たちも海へ繰り出した。車は相変わらずピーピー言っていたけど、やがて気にならなくなった。海は透き通ったエメラルドグリーンに輝いていた。私たちはパラソルの下に半分体を入れて、ジャンクフードとジャンクマガジンを広げ、ジャンクな会話を楽しみ、飽きた頃、波乗りをした。ランチタイムになるといつもの洋風海の家でクラブサンドやパスタをたのんだ。けれどメチャメチャ待たされた。おまけに出てきたコーラとペリエは炭酸が抜けきっていた。メチャメチャ不機嫌になりそうなところを私らしからずグッと我慢して、大人しくビーチに戻った。何度も何度も波乗りをして遊んだ後、いつもの温泉に向かった。温泉はメチャメチャ混んでいた。食事をしようといつもの定食屋へ行くと、メチャメチャ混んでいた。あきらめていつものお寿司屋さんに行ったら、そこもメチャメチャ混んでいた。どこもかしこもメチャメチャ三昧。もはや今夜は断食か。そう思った頃、一軒の御食事処から5人ぞろぞろ出てきたのを発見。一目散にその暖簾に突っ込んだ。「入れますかぁ?」「ああ、今片付けるね」。困った様子もなく入れてくれる。混んでない。ひょっとして評判の悪い店なのかしら?でも断食よりはマシ。注文の後、目の前に金目鯛の煮付けが置かれると、その大きさに驚いた。二人前はあるだろう。とりあえず付け合わせのお味噌汁をすすろうとして、お箸でそっとかき回したその時。ゴロゴロッと何かが見えた。つづく。(by Anne)

緑のレース1
折角撮った下田の写真も、なぜか全て削除されていた。今回のこの旅は、もう、なにもかも、メチャメチャ。写真がないと殺風景なので、緑をお見せいたします。


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