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2007年10月31日 (水)

TSUMORI CHISATO展

毎回展示会シーズンになると、TSUMORICHISATOのDMが送られてくる。ウチの郵便受けを開くと、ぐちゃぐちゃと詰め込まれたチラシを引っ張り出して、その間から、どうでも良いどこかのお店の案内を取り除くと大概後は光熱費の請求書だ。間に映画の試写状が入っていれば、その日はラッキーという位。今時手書きの手紙をわざわざよこして来る風流な人はそうそういない。郵便受けは、メールを定着させた情報社会のせいで、すっかり退屈な箱となってしまった。ところが、郵便受けを開くと、チラシや請求書の間に、年に2回、TSUMORICHISATOの展示会案内が入っていることがある。とてつもなく退屈な葉書や封筒の間に紛れ込んだそのDMを見つけると、まるでアリスが不思議な国への扉を見つけた時のように、ワクワクするのだ。時には森を彷徨う女の子だったり、時には雲の上で踊る天女だったり、泡と戯れる人魚だったり。まるで『赤ずきんちゃん』や『天の羽衣』や『人魚姫』など、子供の頃読んだ数々の童話を思い出すような絵が描かれている。そのシーズンのテーマだ。年甲斐も無く、私はお伽の世界に引き込まれて、郵便受けの前でDMを手にしばらくの間ジッと立っていることもある位だ。今回、2008 春夏コレクションのテーマは…。女の子版『浦島太郎』。女の子がクジラの飛行機船に乗って、大海原を悠々と渡る。大きな蛸に連れられて、深い海の中の竜宮城を巡ることになる。貝やヒトデ、亀や魚、泡や真珠、珊瑚や昆布、蟹やタツノオトシゴ…。たくさんのお友達が出来きる。鱗や貝殻でできたドレスを着て、珊瑚の紅を塗ってと、お粧ししていると、海老クンが、真っ赤なハートをプレゼントする。どうやら女の子に恋をしてしまったようだ。女の子は顔を赤らめて、幸せいっぱいに微笑む。蛸さん、連れて来てくれてありがとう…。一枚一枚、展示されているワンピースやトップス、パンツや小物を手に取って見ていると、いろいろな物語が読める。なんて楽しいんだろう。毎回思う。こんなお洋服を着たら、玉手箱を開いてもきっと年はとらないだろう、って。(by Anne)
ツモリ2008S/S
今回のコレクションで、特に気に入ったのが、蛸!蛸のプリントや、蛸の靴、蛸のアクセサリーなど。蛸の模様なんて、今まで見た事がない。この突拍子もない登場人物の、ちょっと間延びした感じが、かわいい。真っ赤な蛸の靴は、是非購入したい。